【大学受験】奈良佐保短大、2025年度以降の学生募集を停止

奈良佐保短期大学は2023年12月28日、2025年度（令和7年度）以降の学生募集を停止すると発表した。2024年度入学生と在学生への教育、進路支援などについてはこれまでと同様に対応。卒業後の各種証明書発行などの対応についても、支障のない体制を整えるとしている。

　奈良佐保短期大学は1931年、奈良女子高等師範学校（現：奈良女子大学）同窓会佐保会により「佐保女学院」として開設。以来93年、地域に根差し、多方面で活躍する約1万8,000人の卒業生を輩出してきたという。

　だが、昨今の18歳人口の減少や四年生大学志向などの影響を受け、大幅な定員割れが続いていた。2023年12月28日、佐保会学園と奈良佐保短期大学で何度も議論を重ねた結果、2025年度（令和7年度）以降の学生募集を停止することを決定したと発表した。

　2024年度（令和6年度）入学生と在学生への教育、進路支援などについては、これまでと同様に対応。また、卒業後の各種証明書発行などの対応についても、支障のない体制を整えるとしている。

　佐保会学園と奈良佐保短期大学は今回の募集停止について、在学生、卒業生、保護者、保証人、奈良佐保短期大学を目指す受験生に対し、理解を呼びかけている。