「自分の眼球をえぐった患者がいた」 美人女医が「忘れられない患者」語る
医師といっても部門ごとに来院する人は様々な事情を抱えている。そのため、医師の数だけ悩みがあると言って良いだろう。2月13日の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、美人女医」を特集し、各部門の女性医師が患者に振り回された苦労を語った。
精神科医の木村好珠さんは「自分は鬱病かもしれない」と訴える患者に「鬱ではない」と診断すると、逆上されるケースは少なくないという。中には、逆上してしまい、殴られたり蹴られたり、しまいには病院内を「追いかけっ子状態」になった経験もあるようだ。(文:石川祐介)
眼球えぐった理由「世界を浄化したかった」
木村さんは続けて、過去に出会った印象深い患者について「ハイヒールのヒールの部分をひたすら集めてる方とか」と常人には理解できないことに執着する人がいたと話す。
「あとは、自分の眼球を持ってきた人。目を自分でくり抜いて持ってきた。救急で来て(外科の医師と)一緒に対応したっていう感じですね」
「精神科としては『なんでくり抜いたのか?』と聞く。その方は『世界を浄化するため』でした」
妄想が過激化してしまい、自分の精神を落ち着けるために、目をくり抜くという常軌を逸した自傷行為をしてしまったのかもしれない。血とは無縁のイメージが強い精神科医ではあるが、そういうこともあるようだ。
慰謝料を取るため赤ちゃんの超音波の写真を欲しがる女性
また、産婦人科医の高橋怜奈さんも過去に驚かされた患者について語る。ある日、女性から電話がかかってきて
「彼氏と別れようと考えているんだけど、慰謝料を取りたい。妊娠して中絶したことにしたいから赤ちゃんの超音波の写真が欲しい」
と言われたことがあるという。当然、そういった写真を渡すことは詐欺行為にあたるため「絶対できない」と断ったと話した。
さらに、高橋さんは基礎体温表を持って来院した女性患者から
「排卵日だと思われる2日間に、1日目は旦那さんと、2日目は不倫相手と、同じ排卵期間に避妊具をつけないで性行為して妊娠したんですけど、どっちが排卵日か教えてください」
と訴えられたと語る。ただ、赤ちゃんが生まれてからDNA検査や血液型検査をするしかできないため、対応はできなかったようだ。
この話を聞いた司会の中居正広さんを始め、男性出演者は女性の怖さに怯え上がるが、高橋さんは「産婦人科ですので、不特定多数とされている方は結構います。産婦人科に入ってから、意外とみんなしたたかだなって思いました」とさらなる追い打ちをかけた。
ネット上では「どっちがお父さんか分からないなんて子供が可哀想」、「基礎体温計るほど気にしているくせにそんないい加減な行為をするのか」と出演者と同じようにドン引きした人が多かった。
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