大隈重信の「人生125歳説」は正しかった!? 40年後に140歳の“超長寿者”が出現する可能性が統計学的に判明
早稲田大学創立者の大隈重信は「人は摂生すれば125歳まで生きることができる」という「人生125歳説」を唱えた。しかし現在まで公式に125歳まで生存した人物は存在しない。120歳を超えたのは唯一フランスのジャンヌ・カルマン(122歳没)さんだけだ。
しかし、1940年以降に生まれた人類は「140歳まで生き、125歳まで生きる確率は50%」という驚きのニュースが報じられた。
米ジョージア大学の経済学者デビッド・マッカーシーとフロリダ大学のリスクマネジメントと保険の専門家ポーリン・ワンは、出生群の死亡率データにベイズ統計学的アプローチを適用、先進国19カ国の同じ年に生まれた人々の寿命を分析した。
このように熟年まで生きる人は統計的に限られているため、二人はゴンペルツの法則と呼ばれる関数を用いた。
「ゴンペルツの最大年齢」(GMA)は、理論上、人間の寿命の上限を示唆するもので、GMAが出生群ごとに一定であれば、最高年齢が存在すると考えることができる。
歴史的に見ると、GMAは比較的安定しているが、そうでない時代もある。そのひとつが、19世紀半ば以降に生まれた人々で、GMAが5年程度も跳ね上がっているという。原因ははっきりしないが、女性の寿命が顕著に伸びているという。
1910年から1950年の間に生まれた人たちは、GMAがより大きく飛躍していた。現在70歳から110歳の人たちは、死亡率が10年程度先延ばしされることが予想され、2060年には、数人の大長寿者が現れる可能性があるという。
他の研究と照らし合わせると、医学の進歩や社会福祉へのアクセスによって、私たちの子孫の何人かは、現実的に私たちの人生を何十年も延ばすことができるかもしれないそうだ。
具体的には1970年生まれの男性は141歳、1970年生まれの女性の最高齢は131歳に達する可能性があるという。
また、1940年生まれの男性が125歳の誕生日を迎え、同じ年に生まれた女性が124歳半に達する可能性は50%あると推定している。
「今後数十年の間にこれらの統計群が高年齢に達すると、長寿記録が大幅に増加する可能性があります。今回の結果は、人間の寿命に最大限の限界があるとすれば、まだそれに近づいていないことを示唆する先行研究を裏付けるものです」(マッカーシー教授)
ただし、それが可能になるには福祉の充実が不可欠だという。
「1950年以前に生まれた世代が長寿記録を更新する可能性があるのは、高齢者の健康と福祉を支援する政策が継続され、政治、環境、経済環境が安定している場合に限られることを強調します」(同)
大隈重信は、動物は成熟期の5倍の生存力を持つという仮説から、人間の成熟期を25歳と設定し、その5倍である125歳を導き出したといわれている。現在から見るとおよそ根拠に乏しい主張だが、あながち間違いではなかったのかもしれない。125歳の壁を超える超長寿者の出現を心待ちにしたい。
参考:「Science Alert」「Daily Mail」ほか
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