餃子の満洲が「せんべろスポット」として超絶進化してた
埼玉・東京を中心に展開する「ぎょうざの満洲」。キャッチフレーズの「3割うまい」とともに、地元住民に親しまれている中華料理チェーンだ。
JタウンネットK編集長は、学生時代によく、餃子12個付きの「ダブル餃子定食」のお世話になっていた。しかし餃子を「飯のおかず」より、「ビールのつまみ」にする機会が増えていくなかで、足を運ぶ機会は減ってしまった。
そんなある日、数年ぶりに「満洲」へ行ったら、ひとりせんべろスポットとしての価値が高まっていて仰天した。これは3割どころか、10割うまいぞ——。
つまみは「ハーフサイズ」で
最大の変化は、(今回行った店舗には)タッチパネルが導入されていたこと。口頭ではちょっと恥ずかしくなる組み合わせでも、気兼ねなく注文できるのは、私のような「酒好きの人見知り」にはポイントが高い。ビール中瓶(486円、以下税込)と焼餃子(237円)はマストとして、脇を固めるつまみはハーフサイズで。「えっ、こんなのも頼めるの?」、衝動的にポチる。
数分後に配膳されたのは、ビールに加えて、お新香とメンマのハーフサイズ(各86円)。そして、小鉢スープ(21円)だ。定食のスープと同じものと思われるが、これを単品注文できるのはデカい。ギョーザが焼きあがるまでの間、メンマをつついてはビールをクイッ、お新香をほおばってはクイッ。そして、冷え切った胃に、あったかいスープを注ぎ込み——。三角食べならぬ、至福の「三角飲み」だ。
そうこうしているうちに、焼餃子が到着。やはり地域性もあるのか、個人的には「王将」よりもこちらの方が好みだ。口に放り込み、ヤケド寸前のところで、ビールを注入。まるでサウナ→水風呂のような、温度差が生む奇跡の調和を楽しんでいると、あっという間にビンが空いてしまった。ちなみに中華にはジョッキビールよりビン派です。
支払用のバインダーを持ってレジに行くと、しめて916円。小鉢スープをあと4杯飲んでも、1000円以内に収まる。閉店時間が早い(どこも21時台)のが難点だが、昼飲みスポットとして使えるのは強い。これからは日高屋に加えて、「満洲せんべろ」も選択肢になりそうだ。
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