現金用の空きビンと「PayPay」が共存... 昭和なのか令和なのか混乱しそうな無人販売所が話題
田舎でよく見かける、果物の無人販売。しかしツイッターユーザーの深海エビ(@KJl4zKJLkvV8RlE)さんが見つけた販売所は、ちょっと様子が変わっていて...
長年使われているであろう年季の入った棚には、現金を入れるための空き瓶、そして電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」が設置されている。
PayPay は2018年10月にサービスを開始、全国各地で着実な広がりを見せているが、まさかミカンの無人販売にまで及んでいるとは...。ツイッターでは「昭和なのか、令和なのか分からなくなる風景」と話題になっている。
投稿者の深海エビさんによれば、この無人販売所は大分県内にあったという。Jタウンネットは2019年5月23日、この無人販売所を管理している農園の担当者に話を聞いた。
神社でPayPayが使われているのを知り...
農園の担当者によれば、PayPayは4月から導入しているとのこと。取引先の小売店がPayPayを導入しているのを「いいですね」と言ったところ、担当者がすぐに来て無人販売所でも導入することになったのだという。
その際、神社などでお賽銭としてPayPayが使われていることを聞いた担当者は、「うちにも100円コーナーあるんで、使えるんじゃないかなと思いました」と話す。現在、PayPayで決済した人は
「お恥ずかしい話、まだ3人なんですよ(笑)」
担当者はまだ3人というが、日ごろPayPayを使わない筆者にとっては3人もいることが驚きだ。しかしPayPayだと小銭がぴったりなくても支払いがスムーズにできるので、無人販売所でも便利な方法であることは間違いない。ちなみに写真に写っているのはデコポンで一袋500円、ミカンは一袋100円だという。
ちゃんと支払いが確認できたため、しばらくは現金とPayPay、両方使える状態を続ける。担当者は息子からの連絡で自分の無人販売所が話題になっていることを知ったといい、「びっくりしました」と快活に笑っていた。
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