中高生の約半数「10年後不安」将来についての意識調査
リセマム2021年8月4日(水)17時15分
中高生が思い描く将来について、中学生の46%、高校生の48%が「10年後は不安」と回答したことが、ソニー生命保険が行った調査から明らかになった。将来なりたい職業は「YouTuber等の動画投稿者」「起業家」等が上位にランクインした。
ソニー生命保険が行った「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」は2021年6月9日~6月17日の9日間、全国の中高生を対象にインターネットで実施し、中学生200名・高校生800名、計1,000名の有効回答の集計結果として公開した。調査は今回で3回目となる。
自身の将来(1年後、3年後、10年後)について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているかを聞いたところ、中学生は「1年後」明るい(明るい+どちらかといえば明るいの計)62.5%、不安(不安+どちらかといえば不安の計)37.5%、「3年後」明るい(計)56.5%、不安(計)43.5%、「10年後」明るい(計)54.5%、不安(計)45.5%。高校生は「1年後」明るい(計)52.9%、不安(計)47.1%、「3年後」明るい(計)51.4%、不安(計)48.6%、「10年後」明るい(計)51.6%、不安(計)48.4%となり、年齢を経るにしたがって、また先の将来に確かな見通しをもてず不安を感じている傾向がみられた。
10年後の日本や世界についても、中学生の約6割、高校生の約7割が「不安」と回答し、自分だけでなく国や世界全体に対して明るい見通しをもてない実情が明らかとなった。
いまの“大人”について対照的な2つのイメージを提示し、抱いている印象がどちらに近いか聞いた調査では、中学生の81.5%、高校生の88.9%が「大変そう(計)」と回答。また、中学生の83.0%、高校生90.4%「疲れている(計)」、中学生の58.5%、高校生の70.9%が「楽しくなさそう(計)」と回答。いまの“大人”に対し、明るくイキイキとした印象を持っている中高生は少ない結果となった。一方で、2019年の調査結果と比較すると、「元気(計)」は9.0ポイント上昇、「尊敬できる(計)」は5.0ポイント上昇した。
男女別の将来なりたい職業は、男子中学生1位「YouTuber等の動画投稿者」23.0%、2位「プロeスポーツプレイヤー」17.0%、3位「会社経営者・起業家」15.0%、4位「ITエンジニア・プログラマー」13.0%、5位「ゲーム実況者」12.0%。女子中学生は1位「歌手・俳優・声優等の芸能人」17.0%、2位「YouTuber等の動画投稿者」16.0%、3位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」「美容師」14.0%、5位「ボカロP」「デザイナー」11.0%となった。
男子高校生は1位「YouTuber等の動画投稿者」15.3%、2位「会社経営者・起業家」13.5%、3位「ITエンジニア・プログラマー」13.3%、4位「公務員」12.0%、5位「教師・教員」9.5%。女子高校生は1位「公務員」「看護師」11.5%、3位「教師・教員」「歌手・俳優・声優等の芸能人」10.3%、5位「保育士・幼稚園教諭」9.8%となった。
高校生が将来なりたい職業としてあげた理由をみると、男子1位の「YouTuber等の動画投稿者」では「好きなことを仕事にできるのは最高だから」「柔軟な働き方ができるから」、2位の「会社経営者・起業家」では「社会を牽引してみたいから」「世界を変えられるような人になりたいから」、3位の「ITエンジニア・プログラマー」では「これからますます需要のある仕事だと思うから」「何かを作り出す仕事をしたいから」といった意見があげられた。女子では、より「安定した仕事」「人の役に立つ仕事」「憧れの仕事」に就きたいという傾向が強い印象の結果となった。
また、コロナ禍が将来設計に影響を与えたかを聞いたところ、中学生の69%、高校生の66%が「進路・進学先・志望校の選択に影響を与えた」と回答。さらに中学生の68%、高校生の67%が「学習進度・学習方法の計画・選択に影響を与えた」と答えた。進路に関する具体的な影響については、「不安を大きくした」「範囲や視野を狭めた」「モチベーションをダウンさせた」等があげられ、心理面への負の影響が大きかったようすがうかがえた。
調査ではこの他に、「中高生がイメージする幸せ」「結婚」「将来の夢」「いま欲しいもの」「好きな有名人」等、多項目について回答をまとめている。調査の詳細は、ソニー生命保険のWebサイトから見ることができる。
ソニー生命保険が行った「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」は2021年6月9日~6月17日の9日間、全国の中高生を対象にインターネットで実施し、中学生200名・高校生800名、計1,000名の有効回答の集計結果として公開した。調査は今回で3回目となる。
自身の将来(1年後、3年後、10年後)について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているかを聞いたところ、中学生は「1年後」明るい(明るい+どちらかといえば明るいの計)62.5%、不安(不安+どちらかといえば不安の計)37.5%、「3年後」明るい(計)56.5%、不安(計)43.5%、「10年後」明るい(計)54.5%、不安(計)45.5%。高校生は「1年後」明るい(計)52.9%、不安(計)47.1%、「3年後」明るい(計)51.4%、不安(計)48.6%、「10年後」明るい(計)51.6%、不安(計)48.4%となり、年齢を経るにしたがって、また先の将来に確かな見通しをもてず不安を感じている傾向がみられた。
10年後の日本や世界についても、中学生の約6割、高校生の約7割が「不安」と回答し、自分だけでなく国や世界全体に対して明るい見通しをもてない実情が明らかとなった。
いまの“大人”について対照的な2つのイメージを提示し、抱いている印象がどちらに近いか聞いた調査では、中学生の81.5%、高校生の88.9%が「大変そう(計)」と回答。また、中学生の83.0%、高校生90.4%「疲れている(計)」、中学生の58.5%、高校生の70.9%が「楽しくなさそう(計)」と回答。いまの“大人”に対し、明るくイキイキとした印象を持っている中高生は少ない結果となった。一方で、2019年の調査結果と比較すると、「元気(計)」は9.0ポイント上昇、「尊敬できる(計)」は5.0ポイント上昇した。
男女別の将来なりたい職業は、男子中学生1位「YouTuber等の動画投稿者」23.0%、2位「プロeスポーツプレイヤー」17.0%、3位「会社経営者・起業家」15.0%、4位「ITエンジニア・プログラマー」13.0%、5位「ゲーム実況者」12.0%。女子中学生は1位「歌手・俳優・声優等の芸能人」17.0%、2位「YouTuber等の動画投稿者」16.0%、3位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」「美容師」14.0%、5位「ボカロP」「デザイナー」11.0%となった。
男子高校生は1位「YouTuber等の動画投稿者」15.3%、2位「会社経営者・起業家」13.5%、3位「ITエンジニア・プログラマー」13.3%、4位「公務員」12.0%、5位「教師・教員」9.5%。女子高校生は1位「公務員」「看護師」11.5%、3位「教師・教員」「歌手・俳優・声優等の芸能人」10.3%、5位「保育士・幼稚園教諭」9.8%となった。
高校生が将来なりたい職業としてあげた理由をみると、男子1位の「YouTuber等の動画投稿者」では「好きなことを仕事にできるのは最高だから」「柔軟な働き方ができるから」、2位の「会社経営者・起業家」では「社会を牽引してみたいから」「世界を変えられるような人になりたいから」、3位の「ITエンジニア・プログラマー」では「これからますます需要のある仕事だと思うから」「何かを作り出す仕事をしたいから」といった意見があげられた。女子では、より「安定した仕事」「人の役に立つ仕事」「憧れの仕事」に就きたいという傾向が強い印象の結果となった。
また、コロナ禍が将来設計に影響を与えたかを聞いたところ、中学生の69%、高校生の66%が「進路・進学先・志望校の選択に影響を与えた」と回答。さらに中学生の68%、高校生の67%が「学習進度・学習方法の計画・選択に影響を与えた」と答えた。進路に関する具体的な影響については、「不安を大きくした」「範囲や視野を狭めた」「モチベーションをダウンさせた」等があげられ、心理面への負の影響が大きかったようすがうかがえた。
調査ではこの他に、「中高生がイメージする幸せ」「結婚」「将来の夢」「いま欲しいもの」「好きな有名人」等、多項目について回答をまとめている。調査の詳細は、ソニー生命保険のWebサイトから見ることができる。
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