熊本地震から1年半、ついに復旧! 「南阿蘇の力」編集部に聞く、阿蘇南登山道のおすすめスポット
2017年10月4日、熊本地震で被災し、全面通行止めが続いていた阿蘇南登山道が、約1年半ぶりに開通した。熊本県南阿蘇村と阿蘇山上をつなぐ、県道111号阿蘇吉田線(約12キロ)が通行可能となったのだ。これによって、南阿蘇村と阿蘇市が草千里や阿蘇山頂を経て結ばれるルートが復活した。
Jタウンネット編集部は南阿蘇村に電話して話を聞いてみた。
フランスで修業したパティシエが、阿蘇産にこだわって創る洋菓子は?
まず答えてくれたのは、南阿蘇村企画観光課の担当者だ。
「登山道が開通することで、南阿蘇村方面から約30分で阿蘇山上まで行くことができるようになりました。開通前は阿蘇市側へ移動し、登山道を上ることで約70分〜80分かかっていましたが、約40分ほど短縮することができます」
10月4日の登山道の開通で、南阿蘇村方面から上る車も、阿蘇市側からのルートで山上から下りてくる車も、一気に増えているそうだ。
次に、南阿蘇村公認のFacebookページ「南阿蘇の力」編集部の五十嵐恵美さんに話を聞いた。「南阿蘇の力」で伝えたいことは何だろう?
「観光やお店の情報、南阿蘇の自然はもちろんですが、祭りや農家さん、地元のイベントなど、南阿蘇で暮らしているからこその『南阿蘇の今』を発信していきたいです」と五十嵐さんは語る。
開通したばかりの登山道周辺のおすすめスポットを聞いてみた。
「阿蘇南登山道入り口に『菓子屋 苺凛香(ばいりんか)』という店があります。ご夫婦で経営されていて、ご主人の藤井正己さんは東京で約8年、フランスでは約3年、洋菓子店で修行を重ね、マカオ、台湾などさまざまな国でシェフパティシエとして活躍した方です。2016年1月、南阿蘇で「菓子屋 苺凛香」をオープンされました」と五十嵐さん。
「お隣は、奥様・藤井真理さんのお兄様ご夫婦経営の『南阿蘇ふれあい農園』です。そちらの新鮮なトマトや苺を使用したお菓子をはじめ、南阿蘇産や熊本産の地産地消にこだわった素材を使用した独創的な洋菓子は絶品です」
「南阿蘇の力」ページでは、こういった素敵なお店や元気な人たちを取り上げた記事を発信している。「菓子屋 苺凛香」も、8月31日に投稿された。
「南阿蘇の力」の9月27日には、南阿蘇村の吉良清一村長のインタビュー記事が投稿されている。吉良村長は、庁舎入り口近くの出張村長室に座るのを日課とし、村民の話を聞いているとのこと。
「そうだ、阿蘇山、行こう」と思い立ったら、「南阿蘇の力」をチェックしてみてはいかがだろう。
ちなみに、南阿蘇の秋のおすすめ特産物は、「新米と新そば」だ。
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