【期間限定で開催】横浜・三溪園の重要文化財『臨春閣』を9年ぶりに特別公開。夜は紅葉エリアのライトアップも!
国指定名勝「三溪園」では、11月23日(木・祝)から12月10日(日)の間、金・土・日・祝日限定の紅葉ライトアップ、12月4日(月)から10日(日)の間、重要文化財建造物「臨春閣(りんしゅんかく)」の内部から紅葉の絶景を眺める特別公開を行います。そのほか、三重塔を臨む「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」奥の遊歩道の散策や気軽に楽しめる茶会などを期間限定でお楽しみいただけます。重要文化財建造物と自然の風景が見事に調和した園内をめぐり秋の景色をお楽しみください。
臨春閣特別公開
通常非公開の重要文化財「臨春閣」は、外観の美しさのみならず建物内から眺める紅葉の絶景も魅力の一つです。
紅葉時期の臨春閣特別公開は2012年(平成24)以来9年ぶり2度目という貴重な機会。古建築と自然が織りなす一幅の絵画のような秋の絶景をお楽しみください。
日程 | 12月4日(月)〜10日(日)
時間 | 10:00〜15:10(各回15名様、30分入替制)
10:00〜10:30/10:40〜11:10/11:20〜11:50/12:00〜12:30/12:40〜13:10/13:20〜13:50/14:00〜14:30/14:40〜15:10
料金 | 1,000円(税込、入園料別途)
対象 | 小学生以上
【臨春閣(重要文化財)】
1649(慶安2)年に、現在の和歌山県岩出市の紀ノ川沿いに建てられた紀州徳川家の別荘「巌出御殿」と考えられる建物。1906(明治39)年に原三溪が入手後、11年をかけて念入りに配置を吟味し、1917(大正6)年に三溪園に移築されました。移築の際には屋根の素材・形状と建物の配置が変更されましたが、内部は元の状態が遺され、狩野派を中心とする障壁画と繊細且つ優美な数寄屋風書院造りの意匠を各所に見ることができます。
紅葉ライトアップ
日中は黄金色に輝くイチョウ、色鮮やかなカエデやイロハモミジが楽しめる三溪園では、週末限定で紅葉や古建築のライトアップをおこないます。三溪園のシンボルである三重塔や古建築が黄金色に輝く、昼間とは異なる幻想的な景観をお楽しみください。
日程 11月23日(木・祝), 24日(金), 25日(土), 26日(日),
12月1日(金),2日(土), 3日(日), 8日(金), 9日(土), 10日(日)
時間 日没〜19:30(最終入園19:00)
17:00からは園内の観覧エリアを一部制限します。
料金 入園料のみ
*ヨルノヨ2023のパートナーシップ事業です。
紅葉の遊歩道開放
紅葉の名所となっている重要文化財建造物「聴秋閣」奥の遊歩道を開放します。原三溪が秋の風情を楽しむために造り上げた渓谷沿いの遊歩道から遠望する三重塔と紅葉の絶景が見どころです。
日程 11月23日(木・祝)〜12月10日(日)の毎日
時間 9:00〜16:00
料金 入園料のみ
※聴秋閣は建物外から見学いただけます。
秋の一日庵茶会
どなたにも気軽に楽しんでいただける立礼式のお茶会を横浜市指定有形文化財「白雲邸」にて開催します。三溪園ボランティアがお点前を披露するほか、「口切」の季節に合わせ、挽茶のデモンストレーションをおこないます。かつて原三溪が過ごした白雲邸からの景色を眺めながら、ゆったりとしたひとときをお楽しみください。
日程 11月23日(木・祝)
時間 10:00〜15:30 (各回12名様、50分入替制)
10:00〜10:50/10:50〜11:40/11:40〜12:30/
13:00〜13:50/13:50〜14:40/14:40〜15:30
料金 1,000円(税込、入園料別途、薄茶・和菓子付)
会場 白雲邸
申込 オンラインサービスPeatixにて販売開始
期間限定ショップ
原三溪が考案し調度品の装飾等に好んで用いた図柄「三溪四弁花文」を焼印した香炉庵の薄皮どら焼き「三溪園花文合わせ」をはじめ、三溪園の最寄駅である根岸駅そばの人気パン屋さん「パン屋のオヤジ」、三溪園近くにオープンしたばかりの「あじろ」の人気メニューを期間限定で販売します。
【横浜 元町 香炉庵】
日程 11月23日(木・祝)〜26日(日),12月1日(金)〜3(日),8日(金)〜10日(日)
時間 10:00〜16:30
【パン屋のオヤジ】
日程 11月23日(木・祝),25日(土),28日(火)〜30日(木),12月1日(金)〜2日(土)
時間 10:00〜13:30
【あじろ】
日程 11月29日(水),12月2日(土),6日(水)
時間 11/29・12/6 11:00〜16:00
12/2 11:00〜19:30
*写真はイメージです。商品在庫がなくなり次第、終了となります。天候等により、出店日時は変更する場合があります。
三溪園について
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪によって創られ、1906(明治39)年5月1日に一般公開されました。約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、廃仏毀釈などによる荒廃から守るため、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園です。開園当初は「遊覧御随意」を掲げ外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。原三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出するなど、日本美術への貢献も評価されています。戦災により大きな被害をうけ、1953(昭和28)年に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、現在に至ります。2007(平成19)年には国の名勝に指定され、現在園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。
原三溪について
原 三溪(本名 富太郎)<1868(慶応4)年‐1939(昭和14)年>
岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)で代々に渡り、庄屋をつとめた青木家の長男として生まれる。幼少の頃から絵・漢学・詩文を学び、1885(明治18)年、東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学、政治・法律を学ぶ。1888(明治21)年頃に跡見学校の助教師になり、1891(明治24)年、原善三郎の孫娘、屋寿と結婚し原家に入籍。原家の家業を継ぐと、経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収める。住まいを本牧・三之谷へ移すと古建築の移築を開始し、1906(明治39)年、三溪園を無料開園。1923(大正12)年の関東大震災後は、荒廃した横浜の復興に力を注ぐ。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に収蔵されている。
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