不妊治療で悩んでいる人へ鍼灸治療専門医が語る体験談「病院に頼っていればいいと思っていたけど・・・」
近年、耳にする機会が増えてきた不妊治療。悩みを持つ人が多くいます。
今回は、自身も不妊治療を経て出産に至った、鍼灸治療や和漢診療などを専門とするmeilong代表・石川美絵先生に、自身の経験を元に、不妊治療で悩んでいる方へ、お話を聞かせていただきました。
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私は39歳から不妊治療を始めたのですが、まず最初に人工授精を6,7回と最大限できる回数までおこないました。
当時は病院だけに頼っていれば良いと思い、特に自分で何もしていなかったのですが・・・
その後、体外受精に進んだ際に、15週で子宮内で亡くなってしまい死産分娩することになりました。
そこで、なんでだろうと原因を探ると、不育症という抗リン脂質抗体症候群が原因であることがわかりました。
血栓ができやすく、赤ちゃんの胎盤に血液が送られていなかったんですよね。
その不育症から、血栓ができないように毎日注射をしたり、2回目の体外受精をしてからは、鍼をしたり毎日漢方を飲んだりしました。
漢方は、保険診療のものではなくて、漢方薬局で自分に合わせて調剤してもらいました。
加えて、ビタミン療法といって、人間に必要なビタミンをかなりの量摂取しました。
その後、不妊治療を始めてから3年後に、双子を妊娠したんです。
普通だと双子は小さく生まれて来てしまうのですが、鍼や漢方、ビタミン療法をやったおかげもあってか、標準よりも大きく生まれて来たんです。
当時私は41歳だったのですごくハイリスクな出産でもあり、転院にもなりましたし、合併症として高血圧症候群や妊娠糖尿病になる確率が半分以上、加えて早産になる可能性がほぼ高いとも言われていました。
でも、実際それらは一切起こらず、予定通りに帝王切開で産み、最短で退院して産後29日で仕事復帰をしました。
伝えたいこととしては、不妊治療というと先の見えないゴールといわれるように様々な方法を試す方も多いかもしれません。ただあくまで個人的意見ながら、選択肢の一つとして漢方や鍼、ビタミン療法を取り入れながら、うまく活用して欲しいなということです。
不妊治療を受けている方は、どうしても西洋医学に頼ってしまい、専門のクリニックに通っている方も多いと思います。
ただ、私が今回お話させていただいた漢方や鍼、ビタミン療法はエビデンスもありますし生殖機能や胎児の成長を高める効果もあるのでとても大切なことです。
また、実際に私は漢方を毎日飲んだことにより、AMHの数値を変えることができました。AMHとは抗ミュラー管ホルモンといわれるもので、卵巣に卵子がどれだけあるかを測るものとなっています。
当時37歳の時は年齢相応のAMH値しかなかったのですが、漢方を服薬した効果もあってか5.79という30歳未満の数値まで変えることができました。
あくまで私の個人的体験となりますが、体外受精には体外受精には卵子の採卵が必要ですが、それが取れなくて悩んでいる方もいるかと思います。
是非そんな方たちへ向けて私の体験が少しでも役に立てば嬉しいなと思っています。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
「恵比寿の妊活・不妊治療専門鍼灸サロン(https://meilong-repro.com/)」
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。
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