【中学受験2024】国際教育・改革進む学校が人気継続…過去問の売れ行き前年比較で探る注目校<共学校編・前編>
リセマム2023年11月30日(木)17時0分
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そろそろ2024年度の中学入試に向けて志望校を決める時期。感染症対策や書類の準備など、気を抜けない日々を過ごす保護者も多いのではないだろうか。
志望校との相性を確認するために、秋から冬にかけて取り組む定番の教材、過去問題集。人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の共学校・ねらい目校を探る。
過去問出庫率前年比較(共学校編・前編)
3年間の出庫率(前年比)を見ていくと、2023年11月時点で、受験者数の多い栄東①(A・東大Ⅰ)は前年比106.2%で11位だった。11~18位は昨年から目立った変化はなく横ばいという印象だった。
過去問出庫率前年比較<共学校編・前編>TOP11~18位
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%
11位 栄東①(A・東大Ⅰ)90.1% → 109.1% → 106.2%
12位 茨城 112.4% → 89.2% → 105.6%
13位 山手学院 107.3% → *106.0% → 103.0%
14位 水戸英宏 100.5% → 98.8% → 102.8%
15位 横須賀学院 99.3% → 100.8% → 102.3%
16位 順天 102.5% → 102.3% → 102.2%
17位 宝仙理数インター 104.3% → 97.2% → 102.1%
18位 東京農業大第一 108.8% → 94.2% → 101.9%
18位 目白研心 *- → 102.2% → 101.9%
18位 常総学院 103.4% → 103.9% → 101.9%
上位1~10位を見ると、1位は開智139.4%、2位は横浜創英119.2%という結果となった。1位の開智は新規開校の開智所沢の入試が、他の開智グループの中学校と同時出願・同時判定できる試験回を設定したことから人気が上昇。2位の横浜創英はここ3年間、前年を大きく上回り続けており応募者も増加が見込まれる。偏差値以上の難度になる可能性がある。
過去問出庫率前年比較<共学校編・前編>TOP1~10位
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%
1位 開智 96.5% → 97.3% → 139.4%
2位 横浜創英 118.9% → *118.3% → 119.2%
3位 日本工業大駒場 *100.9% → *103.2% → 111.5%
4位 サレジアン国際学園 105.5% → 107.9% → 111.0%
5位 明星 105.4% → 94.9% → 110.7%
6位 サレジアン国際世田谷 98.7% → 129.9% → 109.7%
7位 お茶の水女子大附 114.1% → 108.2% → 109.3%
8位 埼玉栄 108.6% → 111.7% → 107.1%
9位 淑徳巣鴨 109.9% → 106.0% → 107.0%
10位 駒込 103.9% → *109.7% → 106.6%
*…品切れ
YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏によると「昨年は、1位に三田国際、2位にサレジアン国際世田谷、3位に大宮国際と『国際系』の共学校の人気が目立ったが、今年も堅調に国際教育に力を入れる学校の人気は継続している」という。共学校の人気校(出庫率上位)1~18位までの各学校の注目の理由など詳しい解説は、YouTube動画で視聴できる。
10代の貴重な6年間を過ごす学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。
女子校編はこちら。
男子校編はこちら。
◆声の教育社 三谷氏 プロフィール
学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。
◆声の教育社 後藤氏 プロフィール
塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。
志望校との相性を確認するために、秋から冬にかけて取り組む定番の教材、過去問題集。人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の共学校・ねらい目校を探る。
過去問出庫率前年比較(共学校編・前編)
3年間の出庫率(前年比)を見ていくと、2023年11月時点で、受験者数の多い栄東①(A・東大Ⅰ)は前年比106.2%で11位だった。11~18位は昨年から目立った変化はなく横ばいという印象だった。
過去問出庫率前年比較<共学校編・前編>TOP11~18位
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%
11位 栄東①(A・東大Ⅰ)90.1% → 109.1% → 106.2%
12位 茨城 112.4% → 89.2% → 105.6%
13位 山手学院 107.3% → *106.0% → 103.0%
14位 水戸英宏 100.5% → 98.8% → 102.8%
15位 横須賀学院 99.3% → 100.8% → 102.3%
16位 順天 102.5% → 102.3% → 102.2%
17位 宝仙理数インター 104.3% → 97.2% → 102.1%
18位 東京農業大第一 108.8% → 94.2% → 101.9%
18位 目白研心 *- → 102.2% → 101.9%
18位 常総学院 103.4% → 103.9% → 101.9%
上位1~10位を見ると、1位は開智139.4%、2位は横浜創英119.2%という結果となった。1位の開智は新規開校の開智所沢の入試が、他の開智グループの中学校と同時出願・同時判定できる試験回を設定したことから人気が上昇。2位の横浜創英はここ3年間、前年を大きく上回り続けており応募者も増加が見込まれる。偏差値以上の難度になる可能性がある。
過去問出庫率前年比較<共学校編・前編>TOP1~10位
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%
1位 開智 96.5% → 97.3% → 139.4%
2位 横浜創英 118.9% → *118.3% → 119.2%
3位 日本工業大駒場 *100.9% → *103.2% → 111.5%
4位 サレジアン国際学園 105.5% → 107.9% → 111.0%
5位 明星 105.4% → 94.9% → 110.7%
6位 サレジアン国際世田谷 98.7% → 129.9% → 109.7%
7位 お茶の水女子大附 114.1% → 108.2% → 109.3%
8位 埼玉栄 108.6% → 111.7% → 107.1%
9位 淑徳巣鴨 109.9% → 106.0% → 107.0%
10位 駒込 103.9% → *109.7% → 106.6%
*…品切れ
YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏によると「昨年は、1位に三田国際、2位にサレジアン国際世田谷、3位に大宮国際と『国際系』の共学校の人気が目立ったが、今年も堅調に国際教育に力を入れる学校の人気は継続している」という。共学校の人気校(出庫率上位)1~18位までの各学校の注目の理由など詳しい解説は、YouTube動画で視聴できる。
10代の貴重な6年間を過ごす学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。
女子校編はこちら。
男子校編はこちら。
◆声の教育社 三谷氏 プロフィール
学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。
◆声の教育社 後藤氏 プロフィール
塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。
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