ホワイティング、F1におけるオーバーテイク改善の鍵はトップ3と中団グループとの差にあると強調

2018年1月4日(木)18時20分 AUTOSPORT web

 FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、F1におけるオーバーテイクの重要な要素となるものはマシン性能ではなく、中団グループの競争力であると語っている。


 2017年シーズンはスピードが速く、車幅の大きなマシンが導入されたものの、オーバーテイク数は前年の半分にまで減少した。開幕戦オーストラリアGPでは全ドライバーが、新型マシンではオーバーテイクの質に挑戦することになると話し、実際にそうなった。


 2017年で最も多くのオーバーテイクをしたダニエル・リカルドは最近、「幅広のマシンは外見が素晴らしく、グリップも大きくなったが、コース幅を多く使うことになるためクリーンエアの部分が少なくなる。そのため、前車について走ることが難しい」と話している。


 しかしホワイティングはリカルドの意見には同意せず、トップ集団と中団グループとの間に根強く存在するパフォーマンスの差についてを強調する。


「問題は接近戦があるかどうかではないし、マシンに問題があるとも考えていない」と、ホワイティングはNew York Times紙に語った。


「今年(2017年)における最大の問題は、メルセデス、フェラーリ、レッドブルといったビッグ3とも呼べるチームが、他よりも大幅に速かったことだ」


「レースが悪かったとは思っていない。いくつかのチームが他よりも、かなり良い仕事をしたというだけのことだ。それはF1では特に珍しいことではない」


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