メルセデスAMG、コンパクトSUV『GLA/GLB』の“35 4MATIC”を刷新。48V電装系とBSGを搭載

2024年1月10日(水)12時17分 AUTOSPORT web

 メルセデス・ベンツのSUVラインアップにあって、高性能部門AMGの名を冠するコンパクトSUV『GLA』と『GLB』の“35 4MATIC”が一部改良を受け、新たに48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載し、同時にエクステリアデザインを刷新。2023年12月21日より発売開始となっている。


 ネーミングルールの“A”と“B”が示すとおり、ブランドのボトムラインを担う両モデルだが、前者はハッチバックの『Aクラス』の走破性を底上げしたクロスオーバー的な立ち位置で人気を博しているのに対し、後者はブランド最高峰の究極のオフローダーである『Gクラス』からインスピレーションを得たデザインも示すとおり、本格的な悪路走破性に加えCセグメントの室内空間に7人乗車を標準とし、かつ日本の都市部でも取り回しのよいボディサイズを実現した実力派モデルとなっている。


 そのラインアップ中でも頂点に位置する“AMG”の35モデルが改良を受け、エクステリアを刷新するとともに、ナビゲーションシステムを『Sクラス』等でも採用する最新世代にアップデート。直感的な行先案内が可能なMBUX AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビや、アドバンスドサウンドシステムを標準装備とし、オプションにてブルメスターのサラウンドサウンドシステムを設定するなど多方面での機能強化が図られた。


 さらに心臓部では48V電気システムとBSGを搭載することにより、高い効率性と快適性に加え高性能化を同時に実現し、最高出力306PS(225kW)、最大トルク400Nmを発生する2.0リッター直列4気筒直噴ターボの『M260』を搭載。


 回生ブレーキ等により発電した電気を容量約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動や滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じ、ベルトを介したクランクシャフト作用トルクで最大160Nmの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなくパワートレインの総合性能を引き上げている。

直感的な行先案内が可能なMBUX AR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビや、アドバンスドサウンドシステムを標準装備に(日本仕様は右ハンドル)

レザーARTICO/MICROCUT のシート中央部には、表面の65%、内部材料の85%でリサイクル原料を使用したファブリックを採用する


 その駆動力を司るAMGスピードシフトDCTの8速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早い変速とシフトアップ時の最適なつながりが得られるようセッティング。エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備し、選択したドライブモードに応じてバランスの取れた音色からドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのサウンドまで、多彩な音色を響かせる。


 新色のスペクトラルブルーとローズゴールドを追加したエクステリアでは、新デザインのボンネットエンブレムに加え両車ともにホイールデザインを刷新。さらに『GLA』ではホイールアーチのクラッディングをブラックからボディ同色に変更することで、さらにスタイリッシュな装いとした。


 静電容量式センサーを備えた新世代ステアリングを採用したインテリアでも、オプションのアドバンスドパッケージを選択するとシックで高級感のある本革仕様のブラック、またはスポーティなレッドペッパーとブラック(本革仕様)の組み合わせが選択可能となり、価格は『GLA35 4MATIC』が881万円、同『GLB35 4MATIC』が916万円(ともに税込)となっている。


メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

静電容量式センサーを備えた新世代ステアリングを採用。オプションにてBurmesterのサラウンドサウンドシステムも設定する
アドバンスドパッケージを選択するとシックで高級感のある本革仕様のブラック、またはスポーティなレッドペッパーとブラック(本革仕様)の組み合わせが選択可能に

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