物議を醸した千賀滉大のポスティング騒動 球界OBが見解「球界で足並みをそろえた方がいい」

2023年1月10日(火)15時54分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 物議を醸した千賀のポスティング騒動について、球界OBが言及した。

 1月6日、海外FA権を行使し、ソフトバンクからニューヨーク・メッツに移籍することが決まった、千賀滉大投手は自身のインスタグラムでライブ配信し、5日にツイッターでポスティング移籍を希望した際のソフトバンク側の対応について発言した内容について「批判とかそういうことじゃない」と弁明した。

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 ツイートは現在削除されているが、千賀は「ポスティングを5、6年前からお願いしていてそれを断られるところまでは普通に理解はしていたんですが、そこからのなぜダメなのかという話までになった途端、時間が合わない、忙しい理由で最終的なミーティングすら行ってもらえず、それを言われた瞬間に何かが切れるものがあったのは事実です。だから今の僕は今だになぜポスティングがダメなのか本当の話すら理解してないです。後輩でアメリカに行きたい気持ちを持っている選手がいるからこそ僕が発言してどうにかその話にまで持って行ってもらいたいと思い外に向けて発言しました。ちなみにポスティングの話は方針や球団の考えとしては話はもちろん聞きましたが掘り下げて聞けば聞くほど何も出てこない感じで会話じゃなかったです(原文ママ)」とつづっていた。

 このツイートに対し、ファンからは千賀本人や球団の対応に対して批判の声が聞こえたが、球界OBはどう感じたのか。横浜や日ハムでプレーし、日本代表でもコーチ経験のある野球解説者の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで6日までに更新し、今回の問題に言及した。

 高木氏は動画の冒頭で、「他球団の優秀な選手がポスティングでメジャーに挑戦する中、千賀にはもどかしさがあったと思う。千賀もワガママを言っているわけではない」と千賀の心境を述べた一方で、「球団としてもなぜポスティングを認めないのかについてもちゃんと言っているんだよね。ソフトバンクは世界一の球団を目指している中で、ポスティングで選手が抜けるというのは考えられないという感じでね」と、ソフトバンクの方針についても一定の理解を示した。その上で、高木氏は「球団は方針を選手に浸透させておかないといけない。契約の時も、ポスティングは認めないとしっかり言っておいた方がいい。説明をちゃんとしておかないとね」と考えを示し、球団側は説明する必要性があったと話した。

 また、現状のポスティングシステムについても言及。「NPBも考えた方がいい。例えば、何年以上在籍して、一定の成績をクリアしたらポスティングを認めるというように、足並みをそろえた方がいいと思う」と自らの見解を話した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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