【インタビュー】細谷真大 さらなる飛躍を期して挑む“勝負”の2024年

2024年1月16日(火)19時0分 サッカーキング

柏レイソルに所属する日本代表FW細谷真大[写真=兼子慎一郎]

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 Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞して迎えた2023年、柏レイソルで2桁得点を記録し、エースとしてチームを牽引した細谷真大。天皇杯では悔しい思いも味わったが、パリ五輪世代のU22日本代表では海外遠征で貴重な経験を積み、A代表にも再選出されて11月のW杯予選では初得点も記録した。

 2024年は各カテゴリーでさらなる活躍が期待される細谷に23年を振り返ってもらうとともに、目前に迫っているアジアカップ、その先に控えるパリ五輪に対する思いなどを聞いた。

インタビュー=平野由倫
取材協力=アディダス

■Jリーグでの躍動と期する思い

——J1で2桁得点(14得点)、五輪代表の活動やA代表での活躍もあった2023年を振り返ってみていかがでしたか?

細谷 個人としてはある程度の結果を残せましたが、チームとしては悔しいシーズンになってしまったので、そこは改善する必要があると思っています。代表でも多くの海外遠征を経験できたので、そこは新シーズンに繋げていきたいです。

——昨シーズン(2022年)に比べて成長を感じた部分はありますか?

細谷 14得点という結果でしたが、チャンスの数はもっとあったので、もっと得点を取れたとも思っています。勝負強さとゴール前の落ち着きはもっと必要になってくると思っています。

——自分でシュートまで持ち込む形も増えたように見えるのですが?

細谷 自分が持ち込んでシュートという形も、増やさないといけないですし、個で打開できるところはもっと出していきたいです。

——プレーの参考にしている選手などはいますか?

細谷 フリアン・アルバレス選手(マンチェスター・シティ/アルゼンチン代表)やハリー・ケイン選手(バイエルン/イングランド代表)は、映像を見て参考にさせてもらっています。ゴール前での落ち着きだったり、シュートセンスはズバ抜けているところがあるので、真似するようにしています。

——新シーズンに向けての目標は?

細谷 個人としてはもっと勝負強さを出していけたらと思っていますし、2024年はオリンピックもあるので、そこで金メダルが獲れるような努力をしていきたいです。

■日本代表での経験と五輪への思い

——追加招集での合流となったA代表は、五輪代表とも異なる雰囲気だったかと思いますが、どう感じましたか?

細谷 雰囲気は全然違いました。独特な緊張感もあって、練習から高い強度で出来ていたので、良い経験になりました。

——そのなかで感じたことはありますか?

細谷 もっと自分の良さを出していけたら良かったなと思いました。練習からもっと得点力という部分は意識していきたいです。

——柏ではマテウス・サヴィオ選手らと良いコンビネーションを構築できていると思いますが、代表ではどうでしょうか?

細谷 ポジションが近い選手とはコミュニケーションを取りたいですし、今年はサイドから得点する形も重要視していたので、伊東純也選手とは特に良い関係性を築きたいです。

——シリア代表戦では、その伊東純也選手のクロスからA代表初ゴールを決めました。あの場面をあらためて振り返ってもらえますか?

細谷 ゴール前で待っているだけでしたが、良いボールが来て、ファーストタッチを決めて、うまくゴールに流し込めたと思います。

——そういった関係性を構築するためにも、継続して代表に招集されることが重要になってきますね。

細谷 まずは所属チームで結果を残すことが、代表につながると思うので、結果にこだわってプレーしていきたいですし、継続して代表に招集されることが、今の自分にとって一番重要だと思っているので、そこを意識しながら取り組んでいきたいです。

——パリ五輪とU23日本代表への思いを聞かせてください

細谷 ずっと一緒に活動してきましたし、チーム全員で出場権を獲って優勝したいです。2024年は勝負の年になると思っているので、良い準備をしたいなと思います。

——ファン・サポーターへのメッセージをお願いします

細谷 まずは五輪が始まるので、最終予選でパリ五輪行きの切符を獲得して、自分のゴールで優勝できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

サッカーキング

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