FAの藤浪晋太郎は「ローリスクでハイリターンな選手」フィリーズ専門サイトは制球難を指摘も「チャンスを与えるべき」と主張

2024年1月19日(金)16時30分 ココカラネクスト

藤浪の新天地はどこになるのか。去就が注目される(C)Getty Images

 日本人選手の去就が話題となったメジャーリーグのオフシーズン、オリオールズからFAとなっている藤浪晋太郎も新天地を目指している。

 昨季はアスレチックスでメジャーデビューを果たし、7月にオリオールズにトレードで移籍。シーズン序盤は制球に苦しむ場面も少なくなかったものの、夏場以降ではリリーフで安定した投球を続けるなど、計64試合に登板し、7勝8敗2セーブの成績を残した。

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 メジャー2年目のシーズンを見据える藤浪の動向には、現在も米国メディアから関心が寄せられている。フィリーズ専門サイト『Philly Sports Network』は現地時間1月17日(日本時間18日)に藤浪の特集記事を配信。「フィリーズの注目を集めるかもしれない名前の1人」として、今後の藤浪の獲得について論じている。

 同メディアは、「フジナミの懸念は制球力である。彼の投球がうまくいっている時、相手は打ち崩すことが難しい。しかし、調子が悪いときは四球と失点が多く、手に負えなくなることもある」とウィークポイントを指摘。その上で「幸いなことに、フィリーズと投手コーチのケイレブ・コーザムには経験がある」として、過去、藤浪と同じく制球に難があった選手が移籍してきた際に、コントロールを改善させた実績があると主張。また、昨季の藤浪のパフォーマンスを踏まえ、「フジナミはボルチモアに行きピッチングが向上したように、フィラデルフィアではさらに良くなる可能性がある」と見通している。

 他にも、同メディアはフィリーズが日本球界との関係強化を目指しているとして、「フジナミのような選手がロースターにいれば、フィリーズは他のNPBのタレントを獲得し、日本での存在感を確固たるものにすることができるだろう」と説きながら、以下の様に日本人右腕への見解を綴っている。

「フィリーズはシンタロウ・フジナミにチャンスを与えるべきだ。彼には多額の費用もかからず、多くの利点がある。彼はローリスクでハイリターンな選手であり、フィリーズのニーズにぴったりだ」

 現在も米国内において、ピッチングスキル、そしてポテンシャルに低くはない評価が送られている藤浪。果たして、新シーズン開幕も近づく中、どの球団に新天地を求めるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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