マンC戦でのミスに批判も…クロップ監督が次戦もカリウス起用を明言「彼が正GKだ」
2018年1月20日(土)14時59分 サッカーキング
今シーズンのリヴァプールは、リーグ戦ではベルギー代表GKシモン・ミニョレ、チャンピオンズリーグ(CL)ではカリウスと、2人のGKを使い分けながらシーズンを戦ってきた。
しかし、3−3の引き分けに終わったアーセナル戦でミニョレがスイス代表MFグラニト・ジャカにミドルシュートを決められたことが引き金となり、14日に行われたマンチェスター・Cとの大一番ではカリウスがゴールマウスを任されることになった。
カリウスにとっては実力を証明する絶好の機会だったが、ドイツ代表MFレロイ・サネにニアサイドを抜かれてゴールを許したシーンが多くの批判を浴びることに。チームはマンチェスター・Cの無敗を止める大きな白星を挙げたが、3失点を喫したカリウスにとっては、与えられたチャンスを活かし切れたとは言い難い内容だった。
しかし、指揮官は次の試合でもカリウスを起用することを明言。GKというポジションに多くのプレッシャーがかかっていることを指摘し、同選手の奮起を促している。
「あなたは私のことをそんなにも早く心変わりさせられると、本当に思っているのかい?彼は次の試合でもプレーするよ」
「私のシモン・ミニョレに対する考えはいつもポジティブだった。リヴァプールでゴールキーパーやセンターハーフを務めるのは非常に難しい仕事だよ。誰もが1度のミスすらも許してはくれないのだからね」
「もし我々のゴールキーパーがミスを犯せば災害のように扱われ、たとえ他チームのキーパーがミスをしたところで『彼は素晴らしいキーパーで、我々はこの選手を獲得すべきだ』と言われるんだ」
「そうだね、確かにカリウスはマンチェスター・C相手の1失点目を防げたかもしれない。だが、彼は本当に優秀なキーパーなんだ。カリウスを獲得したのは、我々が彼のことを欲したからこそだ。もちろんロリスはもっと成長する必要があるし、彼自身もそれを理解している。だが、今は彼がこのチームの正ゴールキーパーだよ」
カリウスは指揮官の信頼に応え、今度こそチャンスを掴み取ることができるだろうか。24歳の同選手にとって、次の試合は今後のキャリアを占う上でも非常に大きな一戦と言えそうだ。