公式戦200回目のビッグロンドン・ダービー! チェルシー対アーセナルについて、知っておきたい7つのこと

2020年1月21日(火)17時30分 サッカーキング

200回目のビッグロンドン・ダービーを迎えるチェルシーとアーセナル [写真]=Getty Images

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 21日に行われるプレミアリーグ第24節では、4位チェルシーが10位アーセナルを本拠地スタンフォード・ブリッジに迎える。今夜の試合はチェルシーとアーセナルにとって、公式戦200回目のダービーマッチ。ロンドンを代表するクラブとして長年しのぎを削ってきた両雄よる記念すべき一戦を前に、知っておきたい7つのトピックを紹介する。

1. プレミアリーグでは互角
 両チームが初めて対戦したのは、今から113年前。1907年11月9日に行われたリーグ戦で顔を合わせ、ホームのチェルシーが2−1で勝利した。過去199試合の通算成績は、アーセナルが76勝58分け65敗でやや優勢。ただ、プレミアリーグに限れば、55回の対戦でアーセナルが20勝、チェルシーが19勝、引き分けが16回とほぼ互角の成績を残している。数々の熱戦を繰り広げてきた両チームだが、節目の一戦で勝利を挙げるべく、いつも以上に高いモチベーションで臨んでくることだろう。

2. 23日ぶりの再戦

 両者は昨年12月29日に対戦したばかり。同月20日にアーセナルの新指揮官に就任したミケル・アルテタ監督にとっては、本拠地エミレーツ・スタジアムでの初陣だった。この試合では、ピエール・エメリク・オーバメヤンの得点でアーセナルが先制するも、試合終盤にジョルジーニョとタミー・アブラハムにゴールを奪われ、逆転負け(1−2)。チェルシー相手にホームで2016年1月以来となる敗戦を喫した。なお今季のアーセナルは、リードした試合で13ポイントを落としているが、その半分以上にあたる7ポイントは、アルテタ監督就任以降の試合で落としたもの。前節シェフィールド・U戦でも、先制しながらドロー(1−1)に終わっており、最後まで粘り強く戦うことができるかどうかが問われる。

3. ランパード対アルテタ

 この試合では、監督対決も注目が集まる。アーセナルを率いるアルテタ監督(37歳)と、チェルシーのフランク・ランパード監督(41歳)は現在、プレミアリーグの指揮官の中で最も若い二人。選手時代にはピッチ上で何度も火花を散らしてきた間柄であり、現在指揮するクラブで“背番号8”を着けていたという共通点を持つ。ちなみに、現役時代の対戦成績(プレミア)は、アルテタ氏の3勝4分け2敗。ただ、監督として初対戦となった先月のゲームでは、ランパード氏に軍配が上がった。1カ月ぶりに迎える“第2ラウンド”では、どちらが勝利を飾ることになるだろうか。

4. アーセナルはスタンフォード・ブリッジで苦戦中
 アーセナルは過去、スタンフォード・ブリッジで行ったプレミアリーグの試合で7勝を挙げており、これはアウェイチームとして史上最多記録になる。しかし、直近7試合は0勝1分け6敗と大苦戦。スタンフォード・ブリッジで最後に勝利したのは、2011−12シーズンまでさかのぼる。中でも2014年3月には、このカード史上、最大得点差となる0−6の大敗。アーセン・ヴェンゲル元監督のアーセナル指揮1000試合目でもあった一戦で、キャプテンマークを巻いていたのがアルテタ氏だった。

5. ホームで振るわないチェルシー
 対するチェルシーも、今季はスタンフォード・ブリッジで結果を出せていない。昨季はホーム1敗でシーズンを終えたが、今季はここまで11試合を戦って、5勝2分け4敗。勝ち点17でホーム順位は9位となっている。対照的に、7勝1分け4敗、勝ち点22を稼ぐアウェイの順位は4位と、“外弁慶”ぶりが露わになっている。ランパード監督も「トップ4入りのためには、より安定したパフォーマンスを見せなければならない」とコメントしており、ファンの声援にも力が入るダービーでライバルを一蹴したいところだ。

6. 若き点取り屋に注目

 ゴールが期待されるのは、両チームの若き点取り屋だ。チェルシーのアブラハムは、“新9番”としてここまでリーグ戦22試合に出場し、チーム最多の13ゴールをマーク。そのうち1ゴールは、アーセナルとの前回対戦で挙げた逆転弾だった。もちろん、今回の一戦でも主役級の活躍が期待される。一方、アーセナルで得点を量産しているのが、ガブリエル・マルティネッリ。昨年夏に加入した18歳の新鋭は、今季の公式戦でオーバメヤン(16ゴール)に次ぐ9ゴールを叩き出している。前節シェフィールド・U戦(1−1)では、出場停止のオーバメヤンに代わってスタメン出場を果たすと、先制点をマーク。今回のチェルシー戦でも得点を挙げれば、アーセナルでは1998年のニコラ・アネルカ氏以来となる、18歳でのプレミア2試合連続ゴールを達成する。

7. 予想オッズは?
 日本時間21日正午現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はチェルシーの勝利に「1.75倍」、アーセナルの勝利に「4.6倍」、ドローに「3.8倍」というオッズを付けている。プレミアリーグの対戦成績ではほぼ互角ながら、ホームアドバンテージを持つチェルシーが有利と見られている。どちらにとっても、来季のチャンピオンズリーグ出場権を掴むためには絶対に負けられない戦い。意地とプライドをかけたダービーを制するのは、果たしてどちらのチームになるだろうか。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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