成績不振でもファンは熱い! セリエA観客動員率、昇格組がトップ2に

2018年1月25日(木)10時58分 サッカーキング

ベネヴェント(上)とSPAL(下)が観客動員率でトップ2に [写真]=Getty Images

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 今シーズンのセリエA平均観客動員率で、昇格組の2クラブがトップ2を占める驚きの結果が発表された。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が23日付のウェブ版で報じている。

 同ウェブサイト内で様々なサッカー関連データを発信する『ヌーメリ・カルチョ』は、今シーズンの第21節を終えた時点の平均観客動員率をセリエA全クラブのホームスタジアムごとに算出した。

 ユヴェントスは2011年、セリエAで初となるクラブ所有の本拠地アリアンツ・スタジアムが完成。以来、常に首位をキープしてきた。今シーズンもホームゲームの平均観客動員率は92.1パーセントと、他クラブと比較して非常に高い数値となっている。

 しかし、リーグ6連覇中の絶対王者は好結果ながら3位。今回は意外なクラブがさらに高い数値を記録している。ビッグクラブではなく、昇格組の2クラブだというから驚きだ。

 97.3パーセントで平均観客動員率1位に輝いたのは、セリエAで最下位に沈むベネヴェント。降格圏内のSPALも92.7パーセントと、わずかにユヴェントスを上回って2位につけた。成績は振るわないものの、スタジアムに足を運んでクラブに声援を送り続けるサポーターたちがもたらした快挙と言えるだろう。

 続く4位のカリアリ(88.6パーセント)と5位のナポリ(75.5パーセント)は、スタジアムのほぼ4分の3を観客で埋めている。そして、観客動員の数では1位のインテルは73.5パーセントで6位。ミランは64.9パーセントで10位にとどまった。

 また、スター選手だった元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が昨シーズン限りで現役を引退したローマは、52.8パーセントで全20クラブ中18位と振るわず。同じくスタジオ・オリンピコを本拠地とするラツィオはさらに低い37.4パーセントで19位。最下位は35.9パーセントのキエーヴォとなった。

 現時点の観客動員数で昨年比11パーセント増をマークしているセリエA。観客の熱気あふれる応援が、シーズン後半戦をさらに盛り上げてくれることを期待したい。

 セリエA第21節終了時点でのクラブ別平均観客動員率ランキングは以下のとおり(クラブ名の次は平均観客動員数/スタジアム収容人数、平均観客動員率)。

▼1位(97.3パーセント)
ベネヴェント(12253/12587名)

▼2位(92.7パーセント)
SPAL(11581/12500名)

▼3位(92.1パーセント)
ユヴェントス(38022/41507名)

▼4位(88.6パーセント)
カリアリ(14386/16233名)

▼5位(75.5パーセント)
ナポリ(45498/60240名)

▼6位(73.5パーセント)
インテル(58172/79154名)

▼7位(71.4パーセント)
アタランタ(17620/24670名)

▼8位(67.2パーセント)
ウディネーゼ(16791/25000名)

▼9位(65.0パーセント)
クロトーネ(10089/15524名)

▼10位(64.9パーセント)
ミラン(51329/79154名)

▼11位(63.6パーセント)
ボローニャ(22242/35000名)

▼12位(62.0パーセント)
トリノ(17462/28177名)

▼13位(59.4パーセント)
ジェノア(21588/36348名)

▼14位(58.6パーセント)
ヴェローナ(18312/31232名)

▼15位(57.2パーセント)
フィオレンティーナ(24753/43286名)

▼16位(55.0パーセント)
サンプドリア(20005/36348名)

▼17位(53.6パーセント)
サッスオーロ(11574/21584名)

▼18位(52.8パーセント)
ローマ(37284/70634名)

▼19位(37.4パーセント)
ラツィオ(26444/70634名)

▼20位(35.9パーセント)
キエーヴォ(11200/31232名)

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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