【卓球全日本】張本智和が4強へ 妹・美和とのきょうだい同時Vは「おのおのが自分のタイトルを取った先にある」
2025年1月25日(土)23時6分 スポーツ報知
男子シングルス準々決勝で打ち返す張本智和(カメラ・宮崎 亮太)
◆卓球◇全日本選手権 第5日(25日、東京体育館)
男子シングルスで2年連続3度目のVを狙う張本智和(智和企画)が4強に進んだ。準々決勝で田中佑汰を4—0で退け「1、2ゲーム目を取り切れたのが大きかった。中陣での引き合いでも負けなかったので、そこは昨年よりも成長したのかな」と手応えを示した。
初戦から危なげなく勝ち上がってきた。ここまでの状態について「調子は自分の中では普通。70〜80%ぐらい」と冷静に語った。ただ、「普通」であることには大きな意味がある。「去年の70%より、今年の70%の方が高いのは確か。しっかり普段の練習から70〜80%をキープできているので、それさえ明日もできれば、きっと連覇の可能性は高いと思う」。ベースが上がった地力をしっかりと発揮することが、初の連覇につながると信じている。
女子シングルスで妹・美和(木下グループ)も最終日に進んだ。史上初のきょうだい同時Vへ、ともに「あと2勝」とした。兄は「もちろん妹の試合は明日の朝も応援するけど、僕にできることは男子シングルスの優勝のみ。きょうだい優勝というのは、おのおのが自分のタイトルを取った先にあると思う。やることは変わらず、明日も自分のプレーに集中する」と表情を引き締めた。