鹿島が充実の宮崎キャンプ打ち上げ「サッカーに対する時間が増えている」選手の姿勢に鬼木監督手応え
2025年1月26日(日)19時9分 スポーツ報知
居残りでシュート練習を行う鹿島FW鈴木優磨(中央)と見守る柳沢敦コーチ(カメラ・岡島智哉)
鹿島が25日、宮崎でのキャンプを打ち上げた。鬼木達・新監督によるチーム作りが着々と進み、大きなけが人もなし。充実の11日間となった。
* * *
柳沢敦コーチの目が光る中、鈴木優磨、レオセアラ、知念慶らの鋭いシュートがネットを揺らし続ける。その周りを柴崎岳、ターレスらが黙々とランニングし、ピッチ中央では若手MF陣が「+」の字を作り、パスコントロール能力を磨く「止める・蹴る」に取り組む。元日本代表DF田中誠コーチによる「CB養成講座」も盛況。J1岡山とのトレーニングマッチを翌日に控えた24日の全体練習後のピッチでは、各所で居残りトレーニングが行われていた。
鬼木達監督は「練習後も残って、走ったり、うまくなろうとしたり、少しでも自分の武器を向上させるために時間を使おうとしている。サッカーに対する時間が増えている印象があります」と手応えを示した。
居残り練習を含めれば、例年以上にピッチにいる時間が長いキャンプとなったはずだ。指揮官は「タイトルを取るために何が必要か、というところを、選手たちが取り組んでくれている」とその姿勢に目を細めた。
対外試合は3試合で1勝1分け1敗。最終日に行われた岡山との一戦(3●4)では、主力組が出場した1本目を0—3で終え、課題を突きつけられた。鈴木優磨は「1人ひとりの技術レベルは、まだまだ向上の余地がある。僕も含めて、さらなるチームとしてのレベルアップをはかっていきたい」と今後を見据えた。
チームは2日間のオフを挟み、28日から再始動。2月1日に行われるプレシーズンマッチ水戸戦(Ksスタ)に向けて調整を進め、同15日のJ1開幕戦・湘南戦(レモンS)をにらみながらトレーニングを続けていく。