羽田太河はMoto2ヨーロピアンチャンピオンシップから世界復帰を目指す。TN45 with MotoUP Racingの体制も明らかに
2024年1月27日(土)23時10分 AUTOSPORT web

携帯電話ショップ・テルル、MotoUPなどを展開し、FIM MiniGPジャパンシリーズの運営もしている株式会社ピーアップがサポートしているライダーの2024年体制を明かにした。
昨年は、ロードレース世界選手権シリーズMoto2クラスに第6戦イタリアGPから参戦し最終戦まで戦った羽田太河は、Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップにエントリーする。
「ここ2シーズンは、調子が上がって来たなと思ったときにはロードレース世界選手権Moto2にシートがない状態になってしまっていました。今シーズンは、走り慣れたTeam SAGからMoto2ヨーロピアンチャンピオンシップに参戦しながら、グランプリへの復帰を目指します。1戦でも早く戻れるように結果を残していこうと思っています」と羽田。
2022年にMiniGPジャパンシリーズでチャンピオンを獲得し、ワールドシリーズでランキング3位となり、2023年はTN45 with MotoUP Racingから全日本ロードJ-GP3・チャレンジクラスで存在感のある走りを見せた池上聖竜は、イデミツ・アジア・タレント・カップにフル参戦、ヨーロピアンタレントカップにスポット参戦することになった。
「昨年は全日本J-GP3クラスを走らせていただき、いろいろな経験を積むことができました。目標にしていた優勝には届かなかったので、今年は走るレース全戦で勝利を目指します!」と池上は強気のコメント。
長島哲太率いるTN45 with MotoUP Racingは、全日本ロードST600クラスに藤田哲弥が継続。池上が抜けたJ-GP3クラスには、新たに中谷健心が加入する。
「今年もTN45 with MotoUP Racingから全日本ST600クラスに参戦できることを中込社長、チームを始め、ご協力いただいている皆様に感謝申し上げます。昨年は長島監督のアドバイスのおかげで、成長することができたので、今シーズンはさらに進化してトップ争いができるようにしたいです。長島監督や羽田選手に続いて世界を目指して頑張ります」と藤田。
「昨年は鈴鹿サンデーJ-GP3クラスでチャンピオンになることができましたが、メンタル面で課題が残りました。今シーズンは全日本に実績のあるチームから参戦させていただけるので課題をクリアして、いい走りをしたいです」と中谷。2022年にはMiniGPジャパンシリーズにも参戦し、昨年はTeam HRSから鈴鹿サンデーを戦っていた。
そしてMiniGPジャパンシリーズで2022年ランキング2位、2023年ランキング3位となった松山遥希を筑波ロードレース選手権J-GP3クラスにTN45 with MotoUP Racingから参戦させることになった。
「筑波ロードレース選手権J-GP3クラスを走るチャンスをいただいたことを感謝しています。MiniGPで培った経験を活かして、J-GP3クラスでもしっかり結果を残したいと想っています」と松山。
また、MotoUP Jr.(モトアップ・ジュニア)として若手ライダーを育成するアカデミーを東日本は長島が、西日本を尾野弘樹が担当して開始することも発表。詳細や募集要項などは、分かり次第お伝えする。