「8年間」の苦しみ乗り越えて 山城奈々が初Vへ“3936日目”の挑戦

2025年5月11日(日)10時10分 ALBA Net

ドライバー復調の山城奈々。悲願の初優勝なるか(撮影:福田文平)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇10日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

初日を43位タイと出遅れたツアー未勝利の31歳・山城奈々が、2日目に「69」で11位に浮上。3日目も4バーディ・1ボギーの「69」をマークし、トータル5アンダー・3位タイで最終日に挑む。


「ショットが全体的にいい感じで、自分の思い通りのプレーができている。一番はドライバーショットが安定していること」。好調の要因は「8年ぐらい」悩み続けていたドライバーショットの復調だ。この3日間のフェアウェイキープ率は73.8%(31/42)。さらにパーオン率も77.7%(42/54)と高い安定感を示している。

「ティグラウンドに立ちたくないぐらいだった」と、苦難の日々を振り返る。ドローボールが持ち球だが、「右に真っすぐ」飛ぶミスが増え初めて、長年ドライバーに苦しんできた。

しかし、周囲の支えもあり、スイング改造ではなく「無の状態で振っていける、自分に合うクラブを見つけました。いつか抜け出せると思いながらやってきて、去年の終わり頃から良くなった」と笑顔を見せる。

下部のステップ・アップ・ツアーでは2016年に年間2勝、24年にも2勝で通算4勝を挙げている。だが、レギュラーツアーでの優勝経験はなく、今大会は絶好のチャンスとなっている。

「4日間を通して、今できることをやり切りたい。ショットが安定できたら結果はついてくると思う」。JLPGA入会から3936日目。悲願の初優勝を、メジャーの舞台でつかみにいく。(文・高木彩音)


<ゴルフ情報ALBA Net>

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