宇野昌磨さん 掲げた目標は「戦」 6月には初プロデュースのアイスショー「いろんなことに挑戦」
2025年5月10日(土)22時25分 スポーツ報知
「コラントッテ」のトークイベントに出席したプロスケーターの宇野昌磨さん(コラントッテ提供)
フィギュアスケートの五輪2大会連続メダリストでプロスケーターの宇野昌磨さんが10日、名古屋市内で磁気健康用品「コラントッテ」主催のトークイベントに出席。鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)や中田璃士(TOKIOインカラミ)らと、トークで盛り上げた。
演技前のルーチンを問われた選手たちは、さまざまなこだわりを披露。三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は「試合の前はホテル出る時に、息を『ふーっ』って吐いて、よっしゃ!と言って出ます」。鍵山が「ホテルを出るとき、部屋をめちゃくちゃきれいにして出発する」と語れば、アイスダンス挑戦を表明した島田高志郎(木下グループ)
も「ルーチンは作っていなかったけど、無意識に部屋はきれいにしていました」とした。友野一希(第一住建グループ)は「ボクも、(部屋で)鏡を見て『よし!』と言って出る」など共通する気持ちも入れ方も。そこで異彩を放ったのが宇野さんだった。
ルーチンは「ない」と宇野さん。その中で「これをやったらどうなるんだろう、どう変化が生まれるんだろう」と、普段と違うことも恐れず行動に移していたという。「いつも通りというより、試合なのに急にこれをやったらどうなるんだろうとか。試合でエッジの位置を動かしたこともあるし。ひとつひとつ結果が知りたいので、ルーチンとかなかった」と明かし、会場からは驚きの声があがった。
イベント終盤、それぞれが色紙にしたためた一文字には「戦」の字。「昨年は後半に盛り返したけど、前半に何もしなかったので。場所は違えど、戦う意識を持って色んなことに挑戦する」と決意。宇野さんは6月に、初めてプロデュースするアイスショー「Ice Brave」を控えている。