前WBC世界ミニマム級王者・重岡優大が初の海外スパー合宿を敢行 現王者への雪辱目指し「大きな収穫」
2025年1月30日(木)20時24分 スポーツニッポン
プロボクシング前WBC世界ミニマム級王者・重岡優大(27=ワタナベ)が今月20日から、フィリピン・マニラ郊外のパラニャーケ市にあるエロルデ・スポーツ・センターで、スパーリング合宿を開始したことを30日、プロモートする亀田プロモーションが報告した。
初の海外合宿に臨んだ重岡優は前東洋太平洋ライトライ級王者のミエル・ファハルドやフィリピンのアマチュアエリートと連日6〜8ラウンドのスパーリングをこなすなど、約60ラウンドを消化。2月上旬に帰国予定だという。
昨年3月に2度目の防衛戦でメルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2度のダウンを奪われて判定負けし、王座から陥落。同8月に再起し、現WBC世界同級王者ジェルサレムへの雪辱を目指している重岡優は「自分にとって初めての海外での合宿なので、たくさんの刺激を受けて良いトレーニングができています。今の日本とは違って、暑くて湿気の多い気候ですが徐々に慣れてきました。一人での合宿で言葉もなかなか通じない中、フィリピンのトレーナーやボクサー達とは身振り手振りを交えてコミュニケーションを取っています。ボクシング以外の面でもいろいろと学ことが多い毎日ですが、何よりボクシングだけに集中できる環境の中、一人でボクシングに向きあえることが自分に取って良い経験になりました。
合宿の機会を与えていただいた方達と温かく接してくれるフィリピンの方達に感謝しています。あともう少しで合宿は終わりますが、次回の試合に向けて大きな収穫のある合宿になりそうです」と亀田プロモーションを通じて次戦に向けて充実のコメントを残した。