レンタル移籍の裏側に密着…A代表まで上り詰めたMFタウンゼントが語る

2019年2月2日(土)15時37分 サッカーキング

タウンゼンドはレンタル移籍の裏側について語った [写真]=Getty Images

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 クリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFアンドロス・タウンゼンドがレンタル移籍について語っている。29日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

 レンタル移籍とは元のクラブに在籍しながらも、他クラブで特定期間中プレーすることを示す。レンタル移籍が行われる理由の一つとして、若手選手の出場機会獲得が挙げられる。イングランドではプレミアリーグクラブに在籍している若手選手が、下部リーグにレンタルで加入するケースが多い。今冬の移籍市場でイングランドのクラブ間では100件以上のレンタル移籍が記録され、移籍全体の半分を占める数値だという。

 タウンゼンドはトッテナム在籍時代に9回のレンタル移籍を繰り返した。18人にものぼる監督の元でプレーし、豊富な経験を積むことができたと語った。しかし、レンタル移籍はただ若手選手が出場機会を獲得するだけのものではないという。

 同選手は次のように語った。

「僕はレンタル移籍のプロだと思うよ。トッテナム時代はたくさんのレンタルを繰り返したからね」

「ヨーヴィル・タウンFCでプレーしていた時、僕はパブ(イギリス流居酒屋)の上にあるアパートで暮らしていたんだ。食べ物の質が悪かったから電気コンロを買って自分で食事を作っていたよ。栄養バランスのとれた、トッテナムでは当たり前のように毎日食べられる食事を自分で考えて作らなくてはならなかった」

「他に印象的だったのは周りの選手たちとの境遇の差だった。レンタル移籍で出場機会を得る必要もなく、トップチームに入れるレベルの選手たちは素晴らしいが、僕は彼らと違った経験ができている。借金返済を抱えた選手や、残留が契約更新の条件である選手など、人生やキャリアがかかっている選手たちとプレーすることで、サッカーそのものについて考える機会も何度かあったよ」

サッカーキング

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