瀬古氏「もったいないとは思うけど...」ラストランで大激走の若林に「山の方が苦しかったんじゃないの」
2025年2月2日(日)16時2分 スポーツニッポン
◇別府大分毎日マラソン(2025年2月2日 うみたまご前〜ジェイリーススタジアムの42・195キロ)
今年9月に東京で開催される世界選手権の代表選考会を兼ねて行われ、今大会がラストランとなる青学大4年の若林宏樹が大激走で日本人トップの2位に入った。2時間6分7秒は初マラソン日本最高&日本学生新記録だった。
今年の箱根駅伝の山上り5区で区間新をマークした若林は、大学卒業後は日本生命に入社し、競技の第一線からは離れる。レース後、テレビ解説を務めた瀬古利彦氏から「ホントに終わるの?」と問われると「ホントに終わります」と引退撤回はしなかった。
瀬古氏は「たぶん山の方が苦しかったんじゃないの。それに比べたら、と思って走っていたんじゃないかな。我慢強いと思います」と話した。
世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破したが、若林の視界に大舞台はない。瀬古氏は「将来、頑張って走るよりサラリーマンで稼いだ方が良いと思います」とする一方、「もったいないな。もったいないとは思うけど、本人が決める」と話していた。