イランに敗戦の森保ジャパン スペインメディアは指揮官の手腕を疑問視「将来はこれまで以上に疑わしいものに」

2024年2月4日(日)7時10分 ココカラネクスト

後半の劣勢を覆せなかった森保監督の采配には疑問が残った(C)Getty Images

 流れを取り戻すことができず、最後は押し切られる形で“終戦”を迎えた。

 2月3日、日本代表はカタールアジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦し、1-2で敗れた。これにより、目標としていた3大会ぶりの優勝を逃すこととなった。

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 前半は日本のペースだった。28分、相手陣内で上田綺世のポストプレーから、パスを受けた守田英正がドリブルからシュートし、GKが触るもボールはゴールに吸い込まれ、日本が先制。その後も、ハーフタイムまでは久保建英、堂安律、さらにこの日が初先発の前田大然が前からボールを追い、押し込む場面もみられた。

 しかし後半に入ると、55分には日本のディフェンスラインの裏へ抜け出したモハマド・モヘビのシュートが日本のゴールネットを揺らし1-1の同点に。その後も素早く前線にボールを送ってくるイランの攻撃を、日本が跳ね返す展開が目立ち始める。

 63分にも長いボールで日本のディフェンスラインの背後を狙われており、オフサイドディレイに救われたものの、DF陣がかわされ、最後はサルダル・アズムンのシュートが日本のゴールに突き刺さるシーンもあった。

 そして、日本の劣勢が続いた中で迎えた後半アディショナルタイム、日本のPA内で板倉滉が相手選手を倒してしまい、これがファウルとなりイランがPKを獲得。キッカーのアリレザ・ジャハンバフシュがゴール左隅に決め、イランが逆転で日本を下した。

 最後のPKに繋がるファウルも後方からのロングボールが起点となっていたこともあり、日本のディフェンスがイランの圧力に耐えきれず、ねじ伏せられる結果となってしまった。

 日本は大会制覇の最右翼に挙げられ、その戦いぶりが注目されていたが、ベスト8での敗退が決定。試合後、海外メディアからは森保一監督の手腕を問う声も伝えられている。

 スペインの『as』は試合終了直後に、公式サイト上で日本対イランの試合結果を掲載。「イラン代表は、アジアカップ準決勝で強豪日本を2-1で下した。イランにとっては大成功であり、後半、日本を見事に抑え込み翻弄した」とイランの奮闘ぶりを称えている。

 その一方で、敗れた日本には、「指揮官の将来は、これまで以上に疑わしいものとなった。なぜなら、後半、日本は一掃されてしまったからだ。優勝候補の筆頭に挙げられていた日本にとっては、残酷な失望である」と指摘。“敗軍の将”への厳しい言葉を記している。

 試合を通じて日本選手が慌てふためく場面が目立った今回の一戦。不安定な内容が続いていた、今大会の森保ジャパンの戦いを象徴するようなゲームだった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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