ノイアー、スキーでの負傷に罪悪感…一方で親しいGKコーチの解任には「大きな失望」

2023年2月4日(土)15時35分 サッカーキング

オフ中に今季絶望のケガを負ったノイアー [写真]=Getty Images

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 バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、自身の負傷や親しかったGKコーチの解任などに言及した。4日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えた。

 ノイアーはFIFAワールドカップカタール2022で早期敗退後、スキーでリフレッシュしている最中に下腿部の骨折という重傷を負ってしまった。ノイアーは手術を受けて今季絶望となり、バイエルンは代役としてボルシアMGからスイス代表GKヤン・ゾマーを獲得するなどの対応に追われた。

『アスレティック』のインタビューに応じたノイアーは、「雪の下に何かがあって、それが僕を止めた。時速は10キロか12キロくらいだったかな。トレーニングであり、心身のリセットだった。あのゲレンデは、一人でも数え切れないほど滑った。普段は子供の遊びだ」とケガの瞬間を振り返ってコメント。自身の負傷でチームに迷惑をかけたことに罪悪感を抱いていると明かした。

「周りの人たちを傷つけると、僕はどうしようもなく死にたくなってしまう。手術の後、WhatsAppのグループに写真を載せて謝った。(ユリアン・ナーゲルスマン監督も)ショックを受けていた。クラブを運営する人たちに多大な負担をかけることになるし、チームに迷惑をかけたかもしれないという意味では、罪の意識はある」

 また、ゾマーの加入については、「ヤンが入ってきたとき、ボスには『全く問題がない』と言った。(スヴェン・ウルライヒも含めて)素晴らしいGKが2人いるのは良いことだと思う。僕はチームプレーヤーだ。僕にとって重要なことは、バイエルンで何が起こるかだ。僕は全体像を見ており、自分のことや自分の痛みなどだけを考えているわけではない」と語っている。

 一方でノイアーは、自身が負傷離脱しているなか、親しい関係を築いていたGKコーチのトニ・タパロヴィッチ氏が突如解任されたことにも言及。バイエルンは「仕事の進め方に相違があった」と説明しているが、ノイアーはまだ理由に納得できていないようだ。それでも、「プロフェッショナルな態度で」受け入れると強調している。

「突然のことで全く理解できなかった。本当に打ちのめされた。僕のキャリアの中で、最も残酷な出来事だった。僕が理解できるような理由はなかった。納得のいかないことを言われた。話し合いで解決する可能性を否定するような話は聞いていない。クラブでの自分の将来という意味でも、いろいろなことを考えた。でも、バイエルンの関係者はそうではないと断言した。クラブが決めたことだから、受け入れなければならない」

「(残されたのは)大きな失望だ。大切な従業員がどのように扱われたかということが問題だ。バイエルン・ミュンヘンでは、僕たちは他とは違う、家族のような存在でありたいと思っている。そして、今まで経験したことのないようなことが起こってしまう。クラブにとって、タパにとって、スタッフにとって、そして僕を含むすべてのGKにとって、皆にとって悲しいことだ。それでも、僕はプロフェッショナルであると言いたい。ユリアン(・ナーゲルスマン監督)とは、プロフェッショナルな態度で仕事をするということをよく話し合った。僕はクラブの幸福のために戦うし、決して障害にはならない。僕はチームプレーヤーであり、キャプテンとして特別な責任を負っている」

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