全日本ラリー:ヴィッツCVTが初のスノーラリーでクラス2位を獲得。「CVTはかなり進化した」

2月5日(月)18時38分 AUTOSPORT web

 2018年シーズンのJRC全日本ラリー選手権にCVT搭載のトヨタ・ヴィッツを投入しているTOYOTA GAZOO Racing。2月2〜4日に行われたJRC第1戦、シーズン唯一のスノーラリーとなる『Rally of Tsumagoi』で2位表彰台を獲得した。


 モータースポーツの厳しい環境下で『人を鍛え、クルマを鍛える』ことを目的に、2015年から全日本ラリーに参戦しているTOYOTA GAZOO Racing。2017年に初めてスポーツ制御CVTを搭載したトヨタ・ヴィッツでJRCに第2戦から参戦し、JN3クラスで年間2位という成績を収めた。


 そんなTOYOTA GAZOO Racing、2018年は体制を変更。ドライバー、コ・ドライバーに眞貝知志/安藤裕一を起用し、CVTを搭載した『TGR Vitz CVT』でJRC全戦に参戦する。

眞貝知志(左)と安藤裕一(右)


 チームが挑む今季初戦は、シーズン唯一のスノーラリー。チームにとっても、ドライバーの眞貝にとってもスノーラリーは初挑戦となる。車両は2017年のグラベル(未舗装路)ラリー仕様をもとに、雪や氷の路面に向けたサスペンションセッティングを施した。


 夜間の走行となった初日、圧雪路や凍結路が混在するコンディションのなか、慎重なドライビングでクラス2番手につける堅実な立ち上がり。雪が融け、難しい路面コンディションとなった2日目も、8カ所のSSを大きなミス無く走りきった。


 最終日のSS17では今大会初のステージトップタイムをマーク。その後も安定した走りですべてのSSを走りきり、トップの天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)から1分10秒9の差でJN3クラス2位表彰台を獲得した。


「TGR Vitz CVTは非常に運転しやすく、無事に完走できてホッとしています。今回のように路面コンディションの変化が急激だと、少しの無理が大きなリスクになって返ってきそうだったので、あえて限界の一歩手前に留めるドライビングを心がけました」と眞貝。


「結果的に最後までマシンの状態を保ちながらCVTの制御を数多く試せたので、この戦略が正しかったのだと思います。CVTに関しては今回のラリーでかなり進化したと思っています」

ラリー中、様々なCVTの制御を試したという


 宮本昌司チーフメカニックは、「眞貝選手はかなり慎重に走行してくれました。大きなトラブルなどもなく最後まで走りきってくれたことに感謝しています」とコメント。


「いいデータを得ることができましたが、雪道でのセッティングを含め、色々と課題も見つかりました。来年までスノーラリーはありませんが、車両の基本的な挙動や特性は、グラベルラリーと共通です。今年はグラベルラリーも多いので、今回のラリーで得られた経験は参考になるはずです」


 JRC第2戦は九州・佐賀県で行われるツール・ド・九州2018 in 唐津。ヴィッツCVTも出場予定だ。


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