MotoGP参戦13年目のホンダ、ペドロサ。タイトル獲得に向け“安全な”トレーニングに励む

2018年2月7日(水)20時25分 AUTOSPORT web

 レプソル・ホンダ・チームからMotoGPに参戦しているダニ・ペドロサが、オーストリアのテレビ番組に登場。2018年シーズンのチャンピオンシップに向けたオフシーズントレーニングの様子、そしてMotoGP引退後について語った。


 ペドロサは2006年にMotoGPクラスへの参戦を開始し、2018年でキャリア13年目。2017年シーズンは2勝を挙げてランキング4位を獲得した。32歳という年齢的にもキャリア的にも、ペドロサはすでにMotoGPクラスのベテランライダーのひとりだと言えるだろう。


 ペドロサはMotoGPクラスでの初チャンピオン獲得に向け、このオフシーズンに積んでいるトレーニングについてこう説明する。「僕は冬にはよくスイスにスキーをしに行くんだけど、この冬は行けなかったよ」


「トレーニングをしていたし、よけいなケガをしたくなかったんだ。2004年以来、心肺機能向上のために僕はクロスカントリーを始めたんだけどね……ひとりで雪の中にいるのは、とてもすてきなんだよ」


「僕は毎日、チャンピオン獲得に向かってまい進している。チャンピオンシップはとても長くて、僕らは最初のレースから努力が必要だからね」


 ペドロサは小柄な体格ゆえか何度もケガに泣かされてきたが、それもあってかトレーニングではケガのリスクを避けているという。


「僕のキャリアのなかで、トレーニング方法としてモトクロス取り入れたこともあった。けれど残念ながら、ジャンプするのはいつも危険がつきまとうし、簡単にクラッシュしてしまう。僕は危険を冒したくはないんだ」


 また、ペドロサはMotoGPのキャリアを終えたあとの自分についても触れた。MotoGPのトップライダーのひとりであるペドロサが思い描くMotoGP引退後の生活とは、どのようなものなのだろう。


「レースを退いたら、僕はウインドサーフィンの練習に励むだろうね」


「(プロウインドサーファーだった)ビヨン・ダンカーベックは友人なんだ。彼は僕に、時々レッスンをしてくれるんだよ! ウインドサーフィンをしているときのアドレナリンといったら、MotoGPでレースをしているときみたいなんだ」


 MotoGPクラス13シーズン目を迎えるペドロサ。先日1月28日からセパンで3日間にわたり行われたMotoGPクラスの公式テストを、総合2位で終えた。引退後の話も興味深いことに間違いないが、彼がチャンピオンに輝く姿を待ち望むファンも多いに違いない。


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