前澤友作氏 ゴルフ新大会開催で「経済回す」 石川遼と会見「新しい風を」
2025年2月7日(金)4時45分 スポーツニッポン
男子ゴルフの日本ツアー新規大会「前澤杯」(4月24〜27日)の開催発表会見が6日、試合会場となる千葉県のMZ・GCで行われた。最長10日間のプロアマ戦で収益を賞金に充当し、国内トップクラスの賞金総額4億円を目指すなど新たな取り組みが特徴。大会を企画した衣料品販売大手ZOZO創業者の前澤友作氏(49)は、国内男子ゴルフ界の活性化へ覚悟を示した。
会見では前澤氏の熱い思いがあふれ出た。「経済がしっかり回る大会にしたい。スポンサー、試合数が減る状況がある中、新しい風を吹き入れたい」。米ツアーZOZOチャンピオンシップの日本開催に尽力したが、6年契約が満了となった昨年に終了。「新たにゴルフ界に貢献したかった」と強調し、自身の所有するプライベートコースでの国内ツアー新規開催を決断した。
最大の売りはプロアマ戦。通常は大会スポンサーなど限られた参加者で行われるが、参加権を1組100万円で一般販売し、最長10日間実施。収益を賞金に充当し総額4億円の国内トップクラスの大会を目指す。前澤氏は「チケット収入だけで(運営費を)賄うのは難しい。お金を払ってでもプロの球を近くで見たい方に経済を回してもらうのがいい」と意図を説明した。
会見に出席した石川遼(33=CASIO)は「普段応援してくれている方にロープの外とは次元が違う体験をしてもらえる。いいものを見せられるように準備したい」と新たな試みを歓迎。プロアマ戦参加者は一緒にプレーするプロをオークションで指名できる。ファンの評価が落札金額でシビアに表れるだけに、「評価が金額になるのは経験がない。ファンからどう見られているかを感じられる。うれしくもあるけど残酷でもある。考えるとゾクゾクする」と本音も漏らした。
本戦は100人が出場し予選落ちなしで行われ、全組にラウンドガールが同行。前澤氏は「これをきっかけにゴルフ業界が盛り上がればいい」と強い意気込みを語った。