【阪神】藤川球児監督、きょう8日紅白戦でいきなり披露「3番・輝、4番・森下、5番・大山」新クリーンアップ

2025年2月8日(土)5時0分 スポーツ報知

松坂大輔氏(右)と談笑する藤川球児監督(カメラ・義村 治子) 

 阪神・藤川球児監督(44)が7日、今季初実戦となる8日の紅白戦(宜野座)で開幕想定クリーンアップを組むことを発表した。白組の「3番・佐藤輝」、「4番・森下」、「5番・大山」の並びは過去に一度もなく、いきなり球児構想の根幹を披露。ドラ1トリオが出場を志願したことで実現し、就任1年目の25年シーズンにふさわしい船出を切る。

 信じた道を突き進む。今季の初陣となる8日の紅白戦。藤川監督はスタメンを迷うことなく決めた。白組の打線に新クリーンアップで構想する「3番・佐藤輝」、「4番・森下」「5番・大山」をいきなり並べた。

 「少ない打席でしょうけど、彼らがその打順について、どう思うのかを見たかった。打撃コーチとも(意見の)ずれがなかった。本来は紅白戦なんで(戦力を)紅白を均等に、バラバラにするんですけどね」

 前任の岡田政権で一度もなかった、このドラ1トリオの中軸は球児流オーダーの核だ。近本、中野の1、2番コンビに続く3番・佐藤輝は「後ろに2人置いて、ストライクゾーンで勝負させる」ことが狙いで、左中間を破る本来の長打力を生かす。3年目・森下には4番でさらなる成長を促し、若い左右の長距離砲を支える“お兄ちゃん”として、経験豊富な大山を5番に据える。すでに3人にはその打順を託す意向を伝えており、「崩す理由があまりない」と早々に踏み切った。

 チームを引っ張る心意気も感じている。ゲームに出場するか否かは本人の意向を優先したが、「みんなが『出ます』と言ったんで」と明かした。選手個々に主体性を求める中、主力の自覚が頼もしい。「彼らの取り組みを見てもコンディションがすごくいいし、やる気に満ちあふれている」と納得の表情を浮かべた。

 もちろん、見どころはクリーンアップにとどまらない。紅組の「4番・DH」に新外国人のヘルナンデスを起用。レギュラーを確約していないハングリー精神のある助っ人を早速ゲームに出し、若手主体の「具志川組」からは中堅の原口、糸原らも参戦する。「シーズンに向けて準備する選手たちもいるだろうし、明日に思いを込めてくる選手もいる」。モチベーターの球児監督らしい合同紅白戦。2年ぶりのリーグVに向けた力強いメッセージとともに選手を送り出す。(小松 真也)

 【紅組】

 1番・二塁 高寺

 2番・遊撃 小幡

 3番・左翼 前川

 4番・DH ヘルナンデス

 5番・一塁 原口

 6番・三塁 渡辺

 7番・右翼 野口

 8番・中堅 井坪

 9番・捕手 坂本

 投手・茨木

 

 【白組】

 1番・中堅 近本

 2番・二塁 中野

 3番・三塁 佐藤輝

 4番・右翼 森下

 5番・一塁 大山

 6番・DH 糸原

 7番・左翼 豊田

 8番・遊撃 木浪

 9番・捕手 梅野

 

 投手・門別

スポーツ報知

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