松山英樹はショットが復調傾向か 次戦は連覇かかるも気負わず「なんとも思わない」
2025年2月10日(月)11時0分 ALBA Net
松山英樹は25位で競技を終えた(撮影:GettyImages)
<WMフェニックス・オープン 最終日◇9日◇TPCスコッツデール スタジアムC(アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
米国男子ツアーの最終ラウンドが終了。松山英樹は3バーディ・2ボギーと「70」のラウンド。トータル9アンダー・25位で競技を終えた。
最終日は前半2番パー4でピン奥から6メートルを沈めてバーディが先行。以降はパーを並べ、前半を1アンダーで折り返す。
後半は、11番パー4でティショットを池に入れてボギー。15番パー5で1つ取り返した。2日目は左に曲がり池ポチャとなった17番パー4(344ヤード)では、「2日目、3日目のミスと同じ球を打てばいい方向へ行くと思った」とリベンジとばかりに1オンに成功。6.5メートルを2パットで沈めバーディを奪った。ただ、最終18番パー4ではアプローチを寄せきれずボギーと、悔しい上がりホールとなった。
「悪くはなかったですが、なかなかスコアに繋げられないと言うか…」と一日を振り返った。3日目は「65」をマークしたものの、最終日は1つ伸ばすに留まった。「パッティングで1つラインが違ったり、そういうところで流れがよくなかった」とグリーン上で流れを掴めなかったことが要因と話した。
「ショットは初日から曲がっていたけど、徐々に徐々にいい方向に来ているとは思う。ちょっと嫌なホールだったり、立ちにくかったり風向きとかでうまく打てない感じがある」。今大会でショットの“キッカケ”は掴みつつあるが、課題も残し、「しっかり練習で克服できれば」と次戦に向けて調整を進めていくつもりだ。
そして、次戦は13日から開幕する「ジェネシス招待」。昨年は、最終日に首位と6打差の7位からスタートした松山が『62』をマークし逆転優勝を挙げ、K・J・チョイ(韓国)が保持していた「アジア人最多勝利数8勝」を抜いたことも記憶に新しい。
当初はザ・リビエラカントリークラブで開催される予定だったが、山火事の影響でトーリーパインズゴルフコースに変更して開催される。ディフェンディングチャンピオンとして大会に挑むわけだが、「コースが違うんで、なんとも思わない」と気負いは無い。
最後に「しっかりといいプレーをしないと上には行けないと思うので、体力を回復させていきたい」と締めた松山。ハードスケジュールをこなしながら、4連戦目へと向かう。
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