ピレリ、18インチタイヤのテストスケジュールを発表。10月にはハースF1が鈴鹿で実施
2020年2月10日(月)14時28分 AUTOSPORT web
F1にタイヤを供給するピレリは、2021年の18インチタイヤの導入に向けて、2020年のテストスケジュールを発表した。鈴鹿サーキットでのテストを含め、今年は全10回のテストが予定されている。
現在F1で使用されているタイヤのホイール径は13インチだが、2021年に導入される新しい技術レギュレーションに則って、タイヤのホイールは18インチに変更される。新しいタイヤの導入に向けて、ピレリはすでにテストを始めている。
2019年にはメルセデス、マクラーレン、ルノーがテストを行った。その際、シャシーは2018年型のマシンを基にしたテストカーを使用したが、2020年は“ミュールカー”と呼ばれるプロトタイプのマシンを使用することになっている。
2020年最初のテストは2月8日(土)にスペインのヘレスで行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールが担当し、130周を走ったという。
すでに終了した8日のテストを含めて、2020年のテストは10回予定されており、内訳はドライコンデイションが7回、ウエットコンディションが3回となっている。10月の第18戦日本GPの後には、10月13〜14日の2日間の日程でハースF1チームが鈴鹿サーキットでテストを行う予定だ。
なおFIA-F2では、F1に先立って2020年シーズンより18インチタイヤが導入される。2019年のF1第14戦イタリアGPでは、元F1ドライバーのジャン・アレジが18インチタイヤを履いたF2マシンでデモランを行った。
■2020年 18インチタイヤ テストスケジュール
Track | Condition | Date | Teams |
---|---|---|---|
ヘレス | ドライ | 2月8日 | フェラーリ |
フィオラノ | ウエット | 3月5日 | フェラーリ |
バーレーン | ドライ | 3月24〜25日 | ルノー(24日)/メルセデス(25日) |
バルセロナ | ドライ | 5月12〜13日 | レッドブル、アルファロメオ、ルノー(12日)/レッドブル、アルファロメオ(13日) |
ポール・リカール | ウエット | 5月26〜17日 | レッドブル |
レッドブルリンク | ドライ | 7月7〜8日 | アルファタウリ |
シルバーストン | ドライ | 7月21〜22日 | レーシングポイント、ウイリアムズ、マクラーレン (21日)/レーシングポイント、ウイリアムズ(22日) |
ポール・リカール | ドライ | 9月8〜9日 | マクラーレン (8日)/メルセデス、フェラーリ(9日) |
ポール・リカール | ウエット | 9月10〜11日 | メルセデス |
鈴鹿 | ドライ | 10月13〜14日 | ハース |