レッドブルF1、アメリカのソフトウェア大手『オラクル』とタイトルスポンサー契約を締結

2022年2月10日(木)13時49分 AUTOSPORT web

 レッドブル・レーシングは、アメリカのソフトウェア大手『オラクル』を新たにタイトルスポンサーに迎え、2022年F1シーズンに臨むことになる。オラクルは昨年もレッドブルのスポンサーを務めていたが、提携関係の拡大によってチーム名称はオラクル・レッドブル・レーシングとなる。


 2021年のF1ドライバーズ選手権でマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得という成功を収めたレッドブルは、2022年には「分析ベースのレース戦略、エンジン開発の最適化、AIと機械学習によるドライバートレーニング、オーダーメイドによるファン体験」を含む、オペレーションの重要な領域にまでオラクルクラウドの利用を拡大するという。


「オラクルクラウドは、マックス・フェルスタッペンが2021年のドライバーズタイトルを勝ち取れるようにするための、レースデーにおける我々の戦略判断を可能にした」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーは語った。


「チャンスを素早く発見して対応することは、コース内外での我々の成功に極めて重要なことであり、その努力においてオラクルは不可欠だ。我々のパフォーマンスのすべての要素は、データ分析によって決定される」


「オラクルをタイトルスポンサーに迎えるということは、彼らの専門性と真の競争優位性をもたらす能力を我々が確信していることを示している」

2021年F1第22戦アブダビGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
レッドブル・レーシング2022年型F1マシン『RB18』


 2026年に導入予定の新世代F1エンジンの開発が行われる際には、オラクルのソフトウェアテクノロジーは、レッドブル・パワートレインズによって大いに活用されるだろう。レッドブル・パワートレインズはオラクルクラウドのインフラストラクチャーを使用して新しいエンジン燃焼室のモデリングを最適化し、コストを削減しながら結果を改善する。


 またオラクルは、レッドブルのファンに対する取り組みも推進させるだろう。


「世界有数のクラウド技術企業であるオラクルのタイトルスポンサーとしての存在感は、コース上での技術レースを牽引する能力にレッドブル・レーシングが大きな自信を抱いていることを示すだけでなく、我々のマーケティング戦略の中心となるファンに対する取り組みにおいて、我々の野望を実現することにもなるだろう」とオラクル・レッドブル・レーシングのチーフマーケティングオフィサーを務めるオリバー・ヒューズは述べた。


「F1の激しい競争の旅へ我々のファンを連れて行き、レースのアクションの核心を体験させたい。オラクルの世界クラスのイノベーションおよび技術力がその目標を達成する助けとなるだろう」

レッドブル・レーシングの2022年型マシン『RB18』発表会
レッドブル・レーシング2022年型F1マシン『RB18』/リヤまわり

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