リヴァプールFW南野拓実、初のアジア人選手として未踏の道を切り拓く「何かを成し遂げたい」

2022年2月10日(木)15時43分 サッカーキング

リヴァプールでの活躍を誓った南野 [写真]=Getty Images

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 リヴァプールの日本代表FW南野拓実が、自身について明かした。9日、クラブ公式サイトが伝えている。

 現在27歳の南野はセレッソ大阪の育成組織出身で2012シーズンにトップチームデビューを果たした。在籍3シーズンで明治安田生命J1リーグ通算62試合に出場した同選手は2015年冬にザルツブルクへ加入。2019−20シーズンのチャンピオンズリーグ・グループE第2節リヴァプール戦では1ゴール1アシストを記録した。すると、同試合で大活躍した影響もあり、2020年1月にリヴァプールへの完全移籍が決定。サウサンプトンへの半年間の期限付き移籍を挟んだものの、同クラブ在籍1シーズン半で公式戦50試合に出場し11ゴールを挙げている。

 まず、南野は「両親が文字に込めた想いは自分で切り“拓”いて“実”という意味」と名前の由来について告白。続けて「活発な子供だったと思います。幼稚園が経営しているサッカースクールに入っていました。小さいころはドリブルで相手を抜いてゴールを決めることにすごく拘っていましたし、それがサッカーの楽しさだと感じていました」と幼少期を振り返った。

 当時19歳で経験したザルツブルクへの移籍について、南野は「ヨーロッパでプレーするのは子供の頃からの夢。なるべく早く海外でプレーしたいという思いが強かったですし、実際に10代の頃にヨーロッパでプレーする決断をしました。自分にとっての大きなターニングポイントになったと思います」と回顧。その一方「違う文化に慣れるのは難しかったです。食事、時差、家族や友人と会えないことも挙げられます。いろんな要素があって難しい部分はありましたが今は慣れました」と海外移籍当初はカルチャーショックを受けていたことを明かした。

 今夏にサウサンプトンからリヴァプールへ復帰を果たした南野は「初めてのアジア人選手として、リヴァプールに在籍していることはすごく嬉しい。だからこそ、ここで何かを成し遂げたいという思いが強いです」と意気込む。さらに「現状には満足していません。ここで活躍することは今後、リヴァプールでプレーするかもしれないアジア人選手のチャンスにつながると思います。サポーターにもアジア人選手がこのチームで活躍できるという印象を持ってもらえるように貢献したいです」とリヴァプール初のアジア人選手として未踏の道を切り拓いていくことを誓った。

サッカーキング

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