巨人・マー君 縦振り“シン・スプリット” 「遊び」も新フォーム変化球手応え

2025年2月10日(月)5時30分 スポーツニッポン

 新フォームで試す最初のスプリットだった。巨人・田中将が防具を着けずに座るブルペン捕手に「僕を信じてください」と声をかける。体が縦回転に近い「縦振り」で、宝刀を低めに決めてみせた。

 「ストライクゾーンに投げられていた。コントロールはしっかりできている。角度あるボールが投げられるのが一番」と手応えだ。

 横回転の「横振り」気味だった昨年より、リリース位置が高い。武器がさらに生きる。「遊びです。感覚だけの部分で投げた。腕の振りも緩い」と言ったが、久保巡回投手コーチは「真ん中低めにポンと投げられるのは大したもん。高さが出れば効果的で、操りやすい」と実感していた。

 スプリット2球とカーブ3球を解禁して計43球。「縦振り」の意識を高めるために縦変化の2球種を今キャンプで初めて投げ、横変化のスライダーはまだ封印した。最初の20球は重心がブレないよう丁寧に意識づけして投げ、うち10球は捕手が約1・5メートル後ろに下がって強めに投げた。

 田中将は報道陣に「全部で何球ですかー?」と笑顔で聞いて充実感を漂わせた。「うまくいっている。強度が上がったボールを投げていくことができたら」。まずは15日からの2次キャンプ地・沖縄でのシート打撃登板を目標にしている。(神田 佑)

スポーツニッポン

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