V奪回の使者となれるか ソフトバンク・山川穂高に期待される「もう一つのミッション」とは

2024年2月12日(月)17時19分 ココカラネクスト

山川加入のチームは打線の厚みが増しそうだ(C)CoCoKARAnext

 西武からFAでソフトバンクに移籍した山川穂高がすっかりチームに溶け込む様子が伝わってきている。

 2月9日には自身のインスタグラムに柳田悠岐、又吉克樹、周東佑京との食事会の様子を更新。山川は得意の変顔を披露するなど、〝通常モード〟に戻りつつある。

【関連記事】阪神・大竹耕太郎が考察 なぜ阪神投手陣は与四球が少ない? 古巣・ソフトバンクとの「文化の違い」【独占】

 チームにとっては待望の右の大砲となる。昨年5月に女性スキャンダルが発覚、知人女性への強制性交の疑いで書類送検されるも8月に不起訴処分となった。昨季の1軍出場は17試合にとどまったことで、ブランクを心配する声もあったが、いざ始まった、ソフトバンクの宮崎キャンプでは豪快なさく越えを披露している。

 今後キャンプ、オープン戦が進む中、より実戦に則した練習に取り組んでいくことになるが、元々本塁打王3度の実績を持つ球界を代表するスラッガー。練習の虫としても知られ、感覚さえ取り戻せば、今季はパ・リーグの本塁打王争いの有力候補ともなりそうだ。

 FAで加入した右の大砲には2020年以来、優勝から遠ざかっているチームにおいてV奪回の使者としての役目が期待されている。同時に大事な役割として浮上しているのは、次世代のロマン砲育成にもある。中でも三塁手として独り立ちが期待されているリチャードはともに沖縄出身と縁もあり、以前から自主トレをともに行うなど、師弟関係で知られている。

 今回、同チームに移籍と物理的に距離も近くなったことで、ウエスタン・リーグで4年連続本塁打王を獲得しながら、昨季も1軍では出場22試合で打率・115となかなかトンネルから抜け出せない愛弟子を技術、メンタル面含めエキスを注入することで独り立ちを後押しする役割も求められそうだ。

 チームを勝利に導く打棒に後輩への後押し含め、もちろんV奪回のキーマンとなることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「ソフトバンク」をもっと詳しく

「ソフトバンク」のニュース

「ソフトバンク」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ