“六百戦錬磨”長谷川健太監督 “W最多”がゴールじゃない 前人未踏600戦&271勝へ

2025年2月12日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ◇14日J1開幕 全20クラブ陣容紹介(下)

 【蹴トピ】明治安田J1リーグが14日に開幕する。全20クラブの選手と監督を2回に分けて紹介する後編。今回は大記録更新に迫っている名古屋の長谷川健太監督(59)と、経験豊富な選手と有望な若手を獲得したJ1初挑戦の岡山に焦点を当てる。(記録課・海鋒 宏樹)

 今季は過去10年で最も多い8チームが新監督を迎えた。鹿島の鬼木監督や川崎Fの長谷部監督ら経験豊富な指導者がいる一方、Jで初めて指揮を執る新潟の樹森監督らもおり、新たな戦術と采配に期待が高まっている。

 J1登録年数最長タイの18年目を迎えるのが名古屋の長谷川監督。05年に古巣の清水でJリーグ指揮官としてのキャリアをスタートさせ、その後G大阪、FC東京、名古屋と監督を歴任。J1通算試合数は583試合に達している。歴代最多594試合のペトロヴィッチ監督が昨季退任したため、4月にはその記録を更新し、5月にはJ1史上初の600試合の大台に到達する見込み。さらに勝利数も258勝を挙げており、歴代最多の西野朗監督の270勝まであと12勝と10年ぶりの更新が期待される。

 昨季は名古屋監督就任3年目で初タイトルとなるルヴァン杯を制した。国内3大タイトルの優勝回数は6回(J1=1、ルヴァン杯=3、天皇杯=2)でオリヴェイラ監督、鬼木監督の7回にあと1に迫っている。

 J1初昇格の岡山は10人の選手を補強した。昨季のJ2で2番目に少ない29失点を記録した堅守を誇る守備陣には柏からDF立田が加入。攻撃陣では昨季まで韓国の蔚山でプレーしていたMF江坂が3年ぶりにJの舞台に戻るなど、J1で150試合以上プレーしている2人がともにチームをけん引する。また、FC東京からはロサンゼルス五輪世代のエース候補、MF佐藤が期限付き移籍で加わった。

 J1初昇格チームが初戦で勝利すれば全て残留を果たしているというデータもあり、初戦15日の京都戦で白星を挙げ、昨季J1初昇格で3位と快進撃を見せた町田に続いて旋風を巻き起こせるか。

 ▽名鑑の見方 チーム名の下は左から 位置、背番号、選手名、年齢(開幕時)、前所属、○=新人、△=移籍、▲=期限付き移籍、□=期限付き移籍からの復帰、☆=2種登録

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