”ミュンヘンの悲劇”やファン死亡事件を揶揄…リーズ&マンU、一部サポーターによる不適切チャントを非難

2023年2月13日(月)18時53分 サッカーキング

現地時間12日に行われたリーズvsマンUの一戦 [写真]=Getty Images

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 現地時間12日に行われたプレミアリーグ第23節リーズvsマンチェスター・Uの一戦で、両チームのサポーターが不適切なチャントを行っていたようだ。同日から13日にかけて『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが一斉に伝えている。

 現地時間8日に行われた第8節延期分でも相見えていた両チームは、12日に開催された第23節で再び激突した。一進一退の攻防が続いた試合は、80分に左サイドのクロスにイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが頭で合わせマンチェスター・Uが先制。さらに85分にはスルーパスに抜け出したアルゼンチン人FWアレハンドロ・ガルナチョが貴重な追加点を奪い、アウェイのマンチェスター・Uが2−0で勝利した。

 しかし、リーズの本拠地『エランド・ロード』で行われた一戦は、全く予期せぬ方向へとエスカレートしてしまったようだ。報道によると、ハーフタイム直前に両チームのサポーターの間で不適切な内容のチャントが行われていたという。ホームサポーターは、マンチェスター・Uの選手・スタッフを含む合計23名が死亡した1958年の航空機事故”ミュンヘンの悲劇”についてのチャントを行った模様。また、アウェイサポーターは2000年にイスタンブールで発生したリーズファン2名の死亡事件を揶揄するチャントを歌っていたと伝えられている。

 この事態を受け、リーズとマンチェスター・U両クラブは試合後に共同声明を発表。歴史的悲劇に関するチャントが行われたことを強く非難し、同様の行為の根絶に向けて取り組む意思を明らかにした。

「両クラブは、本日の試合において歴史的悲劇に関するチャントが双方のサポーターから行われたことに強く非難する。このような行為は決して許されるものではない。我々はそれぞれのファングループやプレミアリーグ、その他の当局と強力し、サッカー界からこのような行為を根絶するために引き続き取り組んでいく」

 また、プレミアリーグも独自の声明を発表。「プレミアリーグは本日のリーズとマンチェスター・Uの試合で行われたチャントを強く非難する。リーグは歴史的悲劇に関するチャントを緊急課題と捉え、優先的に扱っている」としている。

サッカーキング

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