Team HRCのレクオーナ「2022年に学んだことを活かしていく」ビエルゲ「今年はタイヤや電子制御を理解している」/SBK

2023年2月15日(水)17時45分 AUTOSPORT web

 2月14日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているTeam HRCは、2023年シーズンに使用する『ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE』のカラーリングを公開した。それと同時にライダーのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲ、レオン・キャミアチームマネージャーが意気込みを語った。


 2020年からファクトリーのTeam HRCとしてSBKに参戦し、当時新型だったホンダCBR1000RR-Rを投入。現在もそのマシンの開発を進めており、2022年はレクオーナが1度のポールポジションと1度の3位表彰台を獲得している。


 2023年は表彰台、さらに優勝を目指してレクオーナとビエルゲが継続参戦。元SBKライダーのレオン・キャミア監督が指揮していく。

2023SBK:イケル・レクオーナ(Team HRC)


■イケル・レクオーナ
「昨年は多くのことを学び、バルセロナでのポールポジション、アッセンでの表彰台など、強い結果を残すことができた。アッセンはまだ2戦目だったということもあり、期待以上の結果だった。レースやサーキットでの状況管理、そして最初は理解するのが難しかったピレリタイヤの扱い方など、多くのことを学ぶことができたよ」


「2022年に学んだことを、今年は活かしていこうと思っている。オフシーズンの間、チームもホンダファクトリーのみんなも、よりよいマシンを提供するために本当によく働いてくれた。まだオーストラリアで2日間のテストが残っているから、マシンのアップデートを理解して、最大限に活かすためのベストなセットアップを見つけることができる。昨シーズンは参戦できなかったオーストラリアとインドネシアからのスタートだが、どちらのコースも好きだし、フィーリングもよく、全力を尽くす準備はできている」

2023SBK:チャビ・ビエルゲ(Team HRC)


■チャビ・ビエルゲ
「SBKは2年目なので、ゼロからスタートしなくていいのはありがたい。昨年はすべてが大きなチャレンジだったが、今年は多くのコースを知り、タイヤや電子制御の仕組みも理解している。2022年は決して楽なシーズンではなかったけど、いくつかの好成績を残し、自分たちのポテンシャルを示すことはできた」


「日本側で相当がんばってくれたので、冬の間にやるべきこと、テストすべき要素がたくさんあった。その結果にはとても満足していて、あとは今シーズンのベースとなるセットアップを見極めるだけだと思う。テストも有意義だけど、レースとは比べられない」


「幸い、今年はスタートが早いし、シーズンのスタートにオーストラリアとインドネシアほどいい場所はないよ。特にフィリップアイランドは大好きなコースなんだ。真夏である2月のオーストラリアに行くのは初めてだから、とにかく早く着いてすばらしいシーズンが始まるのを楽しみにしています」

2023SBK:チャビ・ビエルゲ、レオン・キャミア監督、イケル・レクオーナ(Team HRC)


■レオン・キャミア(チームマネージャー)
「2022年のスーパーバイク世界選手権は、若いふたりのルーキーにとっていい基礎の年となった。シーズンを通して、ふたりの能力を確認することができ、新しいサーキットや異なる状況に素早く適応していく姿に感銘を受けた。多くのことを学ぶことができたので、FP1からレースパフォーマンスに集中できる」


「我々は多くの面でハードワークを行い、改善してきた。2023年は今から始まるが、準備はできている。目標は、チームとマシンの両面で改善し、もっと大きな意味でステップアップすることだ。Firebladeのトップスピードは、常にいいけど、あらゆる分野で改善する努力を続けなければならない」


「あるコンポーネントの仕様を変えると、他の部分が後退してしまうことがある。この点は、ホンダが日本で非常に熱心に取り組んできており、今年も正しい方向に進むことができると確信している。昨シーズンの状況から、いきなりタイトル獲得を目指すのは非常に難しいことだが、これが本質的な目標であり、達成するまで努力を続ける」

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