IMSA:ユナイテッド・オートスポーツ、ディ・レスタをセブリング、ワトキンスグレンで起用

2018年2月16日(金)12時13分 AUTOSPORT web

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ内の4つの耐久レースにかけられるNAECノース・アメリカ・エンデュランスカップに参戦するユナイテッド・オートスポーツは2月15日、ポール・ディ・レスタをセブリングとワトキンスグレンの第3ドライバーとして起用すると発表した。


 2010年のDTMチャンピオンで、2011〜2013年はフォース・インディアからF1フル参戦、2017年はフェリペ・マッサの代役としてウイリアムズF1でハンガリーGPに参戦したディ・レスタ。


 ふたたびDTMに活躍の場を移した元王者は今年1月、フェルナンド・アロンソを擁したユナイテッド・オートスポーツのメンバーとしてロレックス・デイトナ24時間レースでスポーツカーレースデビューを果たした。


 デイトナ24時間の開催期間中にNAECへの参戦を明らかにしたユナイテッド・オートスポーツは、すでにフィル・ハンソン、ブルーノ・セナを全4戦からなるタイトルの獲得に向けて起用するとしており、ディ・レスターは第3ドライバーとしてこれに加わることとなる。


 なお、参戦ラウンドについては今回、第2戦セブリング12時間、第3戦ワトキンスグレン6時間のみとされ、DTM最終戦ホッケンハイムと日程が重なる第4戦ロード・アトランタ10時間(プチ・ル・マン)は欠場となる見込みだ。


「(デイトナ24時間だけでなく)さらに数レースIMSAシリーズに参戦できることにとても興奮している」と語ったディ・レスタ。


「チームにとってアメリカでのレースは新しい仕事だ。やるべきことはたくさんあるが、初めてのデイトナで4位という成功を収めたこと、デイトナでチームメイトとしてマシンをシェアしたブルーノ(・セナ)、そしてフィル(・ハンソン)という素晴らしいドライバーがいるから心配はしていない」


「うまくいけば僕たちはデイトナ以上の素晴らしい結果を残すことができる。チーム一丸となって最高の結果を得るために全力を尽くすよ」


 チームの共同オーナーであるザック・ブラウンは「セブリングとワトキンスグレンでポール(・ディ・レスタ)をふたたびチームに迎えられることを嬉しく思う」とコメント。


「彼はデイトナで見事な仕事をしてくれた。ブルーノとフィルと組ませることで、チームのアメリカでの新しいスポーツカーレースキャンペーンを強化することができるはずだ」


 IMSA/NAEC第2戦セブリング12時間レースは3月14〜17日に開催されるが、チームとセナ/ハンソン/ディ・レスタの3名は2月22〜23日にセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われる事前の公式テストにも参加する予定だ。

ポール・ディ・レスタ(左から3人目)はデイトナでブルーノ・セナ(左からふたり目)と32号車リジェJS P217をシェアした。
搭乗車両は異なるが、デイトナ24時間でチームメイトとなったポール・ディ・レスタ(左)とフェルナンド・アロンソ(右)


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