注文から7分でおいしいものを提供するゴルフ場レストラン ハードな仕事を任されている料理長の年収はいくら?

2024年2月17日(土)11時45分 ALBA Net

天ぷらを揚げる金乃台カントリークラブの赤川義春料理長。注文から7分で提供を目標に動いている(撮影:山代厚男)

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ゴルファーにとって、ハーフターンで食べるランチは楽しみの一つ。注文してからアッという間に配膳されるのは驚きだが、ランチの提供にどんな苦労があるのか、レストランの料理長に話を聞いた。ドライブインの厨房で料理人を始めたという赤川義春さん。料理人歴50年以上のベテランで、ドライブインで料理人をスタートしたという。


その後、かわいがってもらっていた先輩の紹介で金乃台カントリークラブ(茨城県)の厨房で働き始めて料理の腕を磨き、現在は同クラブレストランの料理長を任されている。
 
「最初は師匠が厳しい人で辞めよう……と考えたこともありました。しかし、3か月、3年と仕事を続けていくうちに料理を作る楽しさが湧いてきたんです。ゴルフ場のレストランではお客様のスタート時間に間に合うように素早く料理を出すことも重要なため、オーダーから7分を目標に動いています」
 
料理長になってからは、7分で提供するために必要な仕込みや段取り、さらにメニューの開発&精査、食材選びなど全体のマネジメントも重要な仕事になっているという。オーダーから提供まで7分というのは、かなりのスピード感だが、ゴルフ場ゆえに必要なスキルなのだ。
 
この仕事に向いているのは、「先を読みながらテキパキと動けて、周りに対して思いやりがある人。さらに料理を作る上で“繊細さもあると理想的ですね」と赤川さん。そして「自分が考えたメニューが大人気になったときは嬉しいですよ」という。
 
レストラン全体のマネジメントも仕事となると、かなり大変な作業になるが、料理長の年収はいったいどれくらいなんだろう。職業情報提供サイト(日本版O-NET)「jobtag」で日本料理調理人の業界平均収入を調べてみた。
 
料理人の年収はジャンルや経験、立場などで異なり、就業形態で多いのは正規職員や従業員で46.2%、自営・フリーランス34.6%となっている。そして平均年収は339.5万円だった。
 
自分が想いを込めて一生懸命に作ったメニューで、お客様から『この料理美味しいね』と言われることが最高の幸せです」とは赤川さん。やり甲斐のある仕事に違いない。
 
◇ ◇ ◇
 
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