メルセデスF1、2022年の育成ドライバーを発表。F2昇格のベスティを含む7人をラインアップ

2022年2月17日(木)15時35分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1は2022年の7人のジュニアドライバーを発表した。メルセデスのジュニアプログラムは、下位カテゴリーで輝かしい成果を出し、印象強いF1ルーキーシーズンをウイリアムズで過ごしたジョージ・ラッセルがメルセデスのシートを獲得したことで、新たな節目を迎えている。


「ジョージが加入してルイス(・ハミルトン)のチームメイトになったことは、我々の若手ドライバープログラムにとって大きな節目となっている」とメルセデスのモータースポーツストラテジー担当ディレクターを務めるジェイムズ・ボウルズは語った。


「毎年プログラムは拡大しており、我々には幸運にもカートからF1にいたるカテゴリーにおいて、素晴らしいラインアップを擁している」


「最高のサポートと環境を与えるべく懸命な取り組みを行っていき、彼らが自分の仕事に集中して可能性を最大限に発揮できるようにしたいと考えている」


「今日はメルセデスの若手ドライバーかもしれないが、明日にはチャンピオンになることを願っている」

2021年F1第12戦ベルギーGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)


 メルセデス傘下でレースをしている若手ドライバーたちの活動の場は、カートからFIA-F2選手権にまでわたる。3名はカートドライバーで、4名はフルタイムでシングルシーターのレースを戦う。


 若手女子カートドライバーでスペイン出身のルナ・フルクサ(12歳)、中国出身のヤウンプ・クイ(14歳)、ジャマイカ出身のアレックス・パウエル(15歳)の3名は、カートのOKジュニアクラスに参戦する。


 元カートドライバーでイギリス出身のダニエル・ギンチャード(16歳)とイタリア出身のアンドレア・キミ・アントネッリ(15歳)の2名はシングルシーターに昇格し、ギンチャードはアルジェンティからイギリスF4選手権に、アントネッリはプレマからイタリアF4選手権に出場する。さらに上のランクでは、エストニア出身のポール・アーロン(18歳)が、プレマからフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で2年目のシーズンを迎える。


 また、2021年にメルセデスのジュニアドライバーとなり、昨年ARTグランプリからFIA-F3選手権に出場したランキング4位となったデンマーク出身のフレデリック・ベスティは、今シーズンはARTからFIA-F2にステップアップする。

2021年FIA-F3第7戦ロシア レース3 2位に入賞したフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)




「プログラムに初の女性ドライバーを採用した。ルナは昨年のヨーロピアン・ミニX30選手権優勝者だ」とメルセデスのドライバー育成アドバイザーを務めるグウェン・ラグリュは語った。


「また2021年にゴーカートで素晴らしい成績を残し、今年イギリスF4選手権に昇格するダニエルも迎える」


「我々はカートからF1にいたるモータースポーツのピラミッドのほぼ全カテゴリーを代表する、才能ある若手ドライバーたちを擁している。我々は次世代のF1やモータースポーツのスターの育成に常に取り組んでいる」

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