F・ジョレンテが現役引退…3つのリーグ・8つのクラブでプレーした“流浪の点取り屋”が別れを告げる

2023年2月17日(金)11時32分 サッカーキング

フェルナンド・ジョレンテが現役引退 [写真]=Getty Images

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 アスレティック・ビルバオやスペイン代表などで活躍したFWフェルナンド・ジョレンテが、現役を引退することを発表した。16日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 1985年2月26日生まれのジョレンテは現在37歳。アスレティック・ビルバオの下部組織出身で、2005年1月にトップチームデビューを果たすと、3日後に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)ではハットトリックを達成し、鮮烈な印象を残した。“ロス・レオネス(アスレティック・ビルバオの愛称)”在籍9シーズンで公式戦通算333試合に出場し118得点を記録。195cmの長身を生かし、典型的な「9番」タイプとして得点を量産した。

 2013年夏からはユヴェントスに加入すると、在籍した2年間でセリエA連覇含む5タイトル獲得に貢献。その後もジョレンテは“流浪のストライカー”として、行く先々で功績を残している。セビージャでヨーロッパリーグ制覇に、トッテナムでクラブ史上初となるチャンピオンズリーグのファイナル進出に、ナポリではコッパ・イタリア優勝に導いていきた。またスペイン代表としても活躍し、2010年の南アフリカW杯、2012年のEURO優勝を経験するなど、“無敵艦隊”の一員に名を刻んでいる。

 昨夏に契約満了によりエイバルを退団して以降は、無所属が続いていたジョレンテ。15日に、スペインのテレビ番組『Movistar+』に出演した同選手は「ピッチに戻るか? いや、それはないよ。もう、はっきりしたんだ」と現役引退を公表。続けて「僕は幸せだ。とても満足しているよ。(昨年)6月にエイバルを退団し、8カ月間フリーの状態が続いていたけど、フットボールから離れた今、自分の好きなものを見ている」と胸中を明かしている。

 約18年間の現役生活において、3つのリーグ・8つのクラブでプレーし、公式戦通算650試合以上、200ゴール近くをマークした“流浪のストライカー”が、そのキャリアに終止符を打った。

サッカーキング

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