トッテナム、クルゼフスキ弾実らず6戦ぶりの黒星…“難敵”ウルブスにシーズンダブル許す

2024年2月18日(日)1時56分 サッカーキング

トッテナムがホームでウルブスに1-2で敗北 [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第25節が17日に行われ、トッテナムとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 ミッキー・ファン・デ・フェンやジェームズ・マディソンら主力が負傷離脱から復帰した直近のリーグ戦では5試合負けなしと好調を維持しているトッテナム。現在はチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけている。今節ホームに迎えるのは11位ウルブス。今シーズンはトッテナムとの前回対戦に勝利したほか、マンチェスター・シティやチェルシーからも白星を挙げている。

 序盤は互いがチャンスを作り合う展開に。ボール保持率で上回るトッテナムは1分、マディソンのパスを受けたリチャーリソンがボックス内右からフィニッシュに持ち込んだが枠を捉えることができず。対するウルブスは6分、パブロ・サラビアのスルーパスに抜け出したネウソン・セメドが右足で狙うもGKグリエルモ・ヴィカーリオがセーブ。こぼれ球に反応したファン・ヒチャンのシュートは惜しくもクロスバーを超えた。

 トッテナムは攻勢を強め、マディソンやソン・フンミンを起点に敵陣ゴールに迫っていくが、最終局面での精度を欠きフィニッシュまで持ち込めない展開が続く。一方のウルブスはペドロ・ネトやファン・ヒチャンが鋭い攻撃を繰り出すも、トッテナム守備陣も集中した対応を見せる。36分、トッテナムはボックス内左でファン・デ・フェンの縦パスを引き出したマディソンがマイナスへ折り返し、デヤン・クルゼフスキが走り込んだが、シュートは枠を外れた。

 試合の均衡が破れたのは42分。右CKを獲得したウルブスは、サラビアの鋭いクロスにジョアン・ゴメスが打点の高いヘディングで合わせて先制に成功した。前半はこのまま0−1で終了。トッテナムは試合を優位に進めたものの得点を奪えずハーフタイムを迎えた。

 後半開始早々の46分、トッテナムが敵陣右サイドのスローインから試合を振り出しに戻す。リチャーリソンがボックス内で相手DFを背負うと、ここにパペ・マタル・サールが絡みボールはクルゼフスキへ。縦への持ち出しから最後はGKジョゼ・サの股を抜くシュートでネットを揺らした。追い付かれたウルブスは56分にチャンス。最終ラインからのロングフィードに抜け出したセメドが右からクロスを送り、最後はサラビアが合わせたが、ここはGKヴィカーリオが鋭い反応を見せる。

 トッテナムが多くのチャンスを作っていた中で迎えた63分、CKのピンチを凌いだウルブスが自陣低い位置からカウンターを発動。ネトが右サイドを独力で持ち上がりボックス内へ侵入すると、切り返しからのグラウンダーのクロスにJ・ゴメスがダイレクトで合わせネットを揺らした。トッテナムは70分過ぎからティモ・ヴェルナー、ブレナン・ジョンソン。ジオヴァニ・ロ・チェルソらを次々と投入し状況の打開を図る。

 圧力を強めるトッテナムは幾度となく相手ゴール前に迫っていくも、ラストパスやフィニッシュの精度を欠き同点ゴールを奪えぬまま時計の針が進んでいいく。一方で粘り強い守備対応を見せるウルブスも時折カウンター攻撃を繰り出し追加点のチャンスを作る。試合はこのまま1−2で終了。トッテナムにとってはリーグ戦6試合ぶりの黒星となった。勝利したウルブスは今シーズンのリーグ戦におけるトッテナム戦は2連勝となった。

 次節、トッテナムはチェルシーとのアウェイゲームが予定されているが日程については未定。一方のウルブスは25日にホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。

【スコア】
トッテナム 1−2 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
0−1 42分 ジョアン・ゴメス(ウルヴァーハンプトン)
1−1 46分 デヤン・クルゼフスキ(トッテナム)
1−2 63分 ジョアン・ゴメス(ウルヴァーハンプトン)


【動画】クルゼフスキ弾で一時同点も…トッテナムがウルブスに競り負け

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