新潟・藤原 アシストの鉄人になる 昨季から33試合フル出場のSB 今季はクロスで得点呼ぶ

2025年2月19日(水)5時10分 スポーツニッポン

 J1新潟はオフ明けの18日、大阪府で22日のアウェー清水戦に向けて練習を再開した。横浜Mとの開幕戦もフル出場し、リーグ戦は昨年4月のC大阪戦から33試合連続フル出場中のMF藤原奏哉(29)は、今季もフル稼働宣言。アシスト数の増加も目標に掲げ、右サイドから攻守でチームを支え続ける。

 新潟の鉄人は今季も健在だ。不動の右サイドバック(SB)として昨季公式戦46試合に出場し、今季も開幕スタメンを勝ち取った藤原。積雪などにより25日まで大阪府を拠点に練習し、開幕戦から過酷なアウェー3連戦を戦う中で「ケガや足をつるなどしない限りはピッチに立てばチームの力になれる。出られるだけ出たい」と頼もしく語った。

 右SBもできるオーストラリア代表のDFゲリアが加わり、定位置争いは激しくなった。「終盤に高さが欲しいとなればジェイソン(ゲリア)は必要」と認める一方で「90分やれる自信はある」と譲る気は毛頭ない。

 開幕戦は1対1の守備で相変わらずの安定感を見せた。ビルドアップでは「(後ろ)3枚の右」にポジションを取って攻撃の起点となり、昨季とは違う役割にも順応してみせた。逆に得意のオーバーラップは戦略としてサイドハーフ(SH)が外に張ることが多く、機会は少なかった。

 ただ、前半に左サイドから何度も敵陣内に進入できていたチーム状況を冷静に分析。「左は同サイドで裏は取れていたが真ん中、奥(右サイド)は(裏が)取れていなかった。中に入った方がいいと話した」と右SHの太田に助言した直後、その通りに動いた太田が先制点を決めた。陰のアシストに「たまたまですよ」と照れくさそうに笑う。

 数字に表れない部分も貢献しつつ、今季はアシストにこだわる。昨季得点はチーム2位タイの5ゴールと結果を残したが、2アシストは「SBとしては少ない」と増加を狙う。左SBの橋本が開幕戦でクロスから早速アシストをマークしたように、クロスは攻撃の軸。ゴール前に人数がいれば「クロスを上げた方がやり直すよりはチャンスもあるし、セカンドボールもある」と意識を強めている。

 チームとして開幕戦で戦い方に手応えをつかんだだけに「早く勝ち点3が欲しいという気持ちはある」。清水戦は目に見える結果でも貢献する。

スポーツニッポン

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