元WBA世界ライト級王者・小堀佑介氏が角海老宝石ジムの新会長に就任
2025年2月19日(水)22時22分 スポーツニッポン
ボクシングの角海老宝石ジムが19日、東京・後楽園ホールで約3年ぶりの主催興行を開催した。
セミファイナル終了後には、今年1月から同ジムの新会長に元WBA世界ライト級王者・小堀佑介氏(40)が就任したことを発表。鈴木真吾前会長の後を継いだ小堀氏はリングに上がると「角海老宝石ジムは若くていい選手がたくさんいる。今後も興行ができるように頑張りたい」とあいさつし、主催興行の定期開催を約束した。
小堀氏は06年に日本スーパーフェザー級王座を獲得し、07年には東洋太平洋同級王座を獲得。08年5月にはWBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)相手に世界初挑戦。2回にダウンを奪われるも、3回逆転TKO勝利で世界王座を獲得。この試合は年間最高試合にも選ばれた。09年1月の初防衛戦でパウルス・モーゼス(ナミビア)に判定負けで王座陥落し、同年5月に現役を引退。16年4月からは約1年、角海老宝石ジムのトレーナーを務め、以降は角海老グループの事務方を担当していた。
この日、同ジム所属の元IBF世界同級王者の小国以載、東洋太平洋フライ級王者と飯村樹輝弥らとリング上に上がった同氏は“泥臭く、気合”をスローガンに掲げ「角海老の伝統を守りながら、生え抜きや雑草魂がある選手を育てていきたい」と決意表明した。