【阪神】宝の山やないか!岡田監督の嬉しい悲鳴 「ロマン砲」続々アピールの舞台裏

2023年2月20日(月)11時0分 ココカラネクスト

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 野手のアピールが続く阪神キャンプで19日、存在感を示したのは高卒4年目の井上広大外野手(21)だった。

 韓国サムスンとの練習試合(宜野座)に「7番・左翼」で先発した井上は7回一死満塁の場面、相手右腕の内角低めの変化球をしっかりと捉えて左中間へ飛び込むアーチを放った。この日は第2打席で犠飛もしっかり決めるなどチームバッティングでも貢献。15日の楽天との練習試合(金武)でも豪快な3ランを放つなど持ち味の長打力を、これでもかとアピールし続けている。

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 本来は20日に行われる中日2軍との練習試合(読谷)に出場予定だったが、この豪快な一振りを見た岡田彰布監督(65)も「あんなん打ったら行かされへん」と一軍残留を決めたほど。

 19年ドラフト2位入団、大型野手として期待を集める井上も近年は故障などもあり伸び悩んでいる。狙う左翼ポジションは新外国人ノイジー(28)と争うが、現在コンディション不良で別メニュー調整中。ライバルがいない間に着々とアピールに努めている。

 ほかにも今春のキャンプでは、原口文仁(30)なども15日の楽天との練習試合(金武)で2ランを放つなど元気な姿を見せている。

 これまで本格覚醒が期待されていた「ロマン砲」が続々アピールしているのは、スーパールーキーの存在も大きいようだ。

 注目を集めるドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)は19日の試合でもプロ初タイムリー、マルチ安打と躍動。走攻守において、即戦力ルーキーの前評判通りのパフォーマンスを示している。これには岡田監督も「予想を上回っている」と驚嘆。ルーキーの開幕スタメンも現実味を帯びてきている。

 この森下の存在がチームにとっていい起爆剤になっているというのだ。

 「阪神はこれまでもいい野手がいるというのは知られていました。それがスーパールーキーが出てきたことで俺も負けちゃいられないと各選手にとっていい刺激になっている。岡田新監督になったことで、これまで出番がなかった選手にとってもアピールすれば使ってもらえるとプラスに働いているのでしょう」(球界関係者)。

 打った井上にも「あとは直球打ち」と岡田監督は課題を与えるのも忘れない。全方位に目を光らせつつ開幕への道を着々と進めていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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