パリパラリンピック 静岡県ゆかりの選手たちの「がい旋報告会」…自転車ロードレース連覇の杉浦佳子ら7選手が参加
2025年2月20日(木)7時10分 スポーツ報知
「がい旋報告会」に参加した(前列左から)柔道・土屋、自転車・杉浦、馬術・吉越、水泳・鈴木、芹沢、カヌー・高木、車いすラグビー・若山
昨夏のパリパラリンピックで活躍した静岡県ゆかりの選手による「がい旋報告会」が19日、静岡市のこのはなアリーナで開催された。自転車のロードレースで連覇した杉浦佳子(54)=総合メディカル=、競泳で金1・銀2・銅1の合計4個のメダルを手にした鈴木孝幸(38)=ゴールドウイン=ら7選手が参加した。
杉浦は、当時53歳で日本勢最年長金メダリストとなった。「以前、世界選手権で優勝して、帰国時の取材がゼロ…。若くないとダメかと思いましたが、次第に“最年長”で取りあげられるようになった。年を取ることも悪くないと思うようになりました」と、冗談交じりに快挙を振り返った。
パラ競技、県関係者ら160人が訪れたイベントでは交流会も実施。杉浦は大会時の自転車を持ち込み、参加者に金メダルを触らせた。車いすラグビーで金メダルを獲得した若山英史(40)=静岡銀行=は競技体験会に加わり、自らタックルを受けた。連覇に挑む若山は、今後に向けて「試合を見てほしいし、静岡に根づいたチームもつくれれば」と語った。
(武田 泰淳)